小学校で生徒たちに襲いかかろうとするハイエナ 抑え込もうとする主人公 映画「レオ」本編映像

映画スクエア

 「囚人ディリ」「ヴィクラム」のローケーシュ・カナガラージ監督が、「マスター 先生が来る!」に続き再びヴィジャイとダッグを組んだクライム・アクション映画「レオ:ブラッディ・スウィート」(公開中)から、ヴィジャイ演じる主人公が登場するシーンの、本編冒頭映像が公開された。

 インド北部の街でカフェを営む動物保護活動家のパールティバンのもとに、森林レンジャーのジョシから緊急の電話が入る。街にハイエナが入り込み、人々を襲っているというのだ。息子を学校に送る途中だったパールティバンは方向を変え、ジョシのもとに駆けつける。そのときハイエナは小学校内に侵入し、生徒たちに襲いかかる寸前だった。パールティバンはジョシとともに、ハイエナを抑え込もうと格闘する。

 このシーンで使われたハイエナの映像を手がけたのは、「ロボット2.0」や「RRR」で知られるシュリーニヴァース・モーハン。アクションの振付は、「マスター 先生が来る!」を除くローケーシュ監督作品や、「K. G. F: Chapter 1」で国家映画賞も受賞している双子のアンバリヴが手掛けた。このハイエナは重要な役割をもち、ストーリー後半において再登場する。

 「レオ:ブラッディ・スウィート」の舞台は、インド北部にあるヒマーチャル・プラデーシュ州シムラーに近いテオグの町。カフェを経営し、動物保護活動家でもあるタミル人のパールティバンは、妻と2人の子供とともに平穏な暮らしを営んでいた。しかしある時、シャンムガムが率いる凶悪な強盗団が一帯を荒らしまわり、夜にパールティバンのカフェに侵入する。レジの現金を渡してその場を収めようとするパールティバンだったが、女性スタッフと彼自身の娘に危害が及びそうになり、反撃に出る。驚くべき身体能力で5人の敵をあまりにも手際よく仕留めた彼に、周囲の人々は驚く。事件が大きく報道されると、彼を標的として複数の闇の勢力が動き始め、その中には彼を“レオ”と呼んでつけ狙う謎の男たちもいた。

 パールティバンを演じて主演しているのは、タミル語映画の代表的スターとなったヴィジャイ。彼の妻を「PS1 黄金の河/PS2 大いなる船出」二部作のトリシャー・クリシュナンが演じる。パールティバンとうり二つの男“レオ”を追うギャング役を、サンジャイ・ダットが務める。監督は、クールなアクション作で知られるローケーシュ・カナガラージ。本作は、「囚人ディリ」「ヴィクラム」に続く、麻薬ギャングとの戦いを描く「ローケーシュ・シネマティック・ユニヴァース」(LCU)の第3作にして最新作として作られた。

小学校で生徒たちに襲いかかろうとするハイエナ 抑え込もうとする主人公 映画「レオ」本編映像

【作品情報】
レオ:ブラッディ・スウィート
2025年6月20日(金)より新宿ピカデリーほかにて公開
配給:SPACEBOX
© Seven Screen Studio

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