フィンランド・アカデミー賞6部門受賞「ブレスレス」12月上映決定 異質な愛が垣間見えるポスター・場面写真公開

映画スクエア

フィンランド・アカデミー賞6部門受賞「ブレスレス」12月上映決定 異質な愛が垣間見えるポスター・場面写真公開

 2019年のカンヌ国際映画祭監督週間で上映され、2020年ユッシ賞(フィンランド・アカデミー賞) で6部門を受賞したフィンランド映画「ブレスレス」が、12月11日(金)より全国で順次公開されることが決まった。決定に合わせて、ポスタービジュアルと場面写真が公開となった。

 ポスタービジュアルでは、神経が高揚するようなSMルームの真っ赤な照明が印象的な、主人公ユハとドミナトリクス(女性の支配者)として生きるモナの異質な愛の形が垣間見える写真が選ばれている。

 「ブレスレス」は、不慮の事故により突然妻を失い、妻を救えなかった自責の念から10数年に渡って無気力に過ごす外科医のユハが、迷い込んだSMクラブでボンテージ姿のモナに首を絞められて酸欠になったことで、死の直前の妻の姿を見る。ユハはモナの元に通い、2人のプレイは激しさを増していく・・・というストーリーの作品。

 監督を務めるのは、前作「2人だけの世界」(2014)が多くの映画祭で上映され、フィンランド・アカデミー賞(ユッシ賞)で作品賞・監督賞を含む4部門を受賞した、北欧を代表する気鋭の監督であるユッカペッカ・ヴァルケアパー。本作では、研ぎ澄まされた光や色調による息を飲む映像と、生と死の世界を時間や音で表現する繊細な演出で、愛と再生の物語を描き出している。

 主演のユハを演じているのは、ゲイアートの先駆者でフィンランドの国民的芸術家の半生を描いた「トム・オブ・フィンランド」でトムを演じたペッカ・ストラング。ユハとともに危険な愛の領域へと足を踏み入れるモナは、クリスタ・コソネンモナが演じている。

フィンランド・アカデミー賞6部門受賞「ブレスレス」12月上映決定 異質な愛が垣間見えるポスター・場面写真公開

フィンランド・アカデミー賞6部門受賞「ブレスレス」12月上映決定 異質な愛が垣間見えるポスター・場面写真公開

フィンランド・アカデミー賞6部門受賞「ブレスレス」12月上映決定 異質な愛が垣間見えるポスター・場面写真公開


ブレスレス
2020年12月11日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー
配給:ミッドシップ
公式サイト:https://breath-less.com
©Helsinki-filmi Oy 2019

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