フランシス・フォード・コッポラが作り上げた壮大なスケールと映像美 「メガロポリス」場面写真

映画スクエア

フランシス・フォード・コッポラが作り上げた壮大なスケールと映像美 「メガロポリス」場面写真

 2025年6月20日より劇場公開される、フランシス・フォード・コッポラ監督が1980年代より温めてきた夢の企画を、1億2000万ドル(約186億円)もの私財を投入して作り上げた映画「メガロポリス」から、新たな場面写真が公開された。

 場面写真では、物語の壮大なスケール感と映像美が捉えられている。カエサル(アダム・ドライバー)とジュリア(ナタリー・エマニュエル)が時計台の上から望遠鏡でニューローマを見下ろす場面や、カエサルが高層ビルの屋上で時を止める瞬間、さらにワイヤーに吊るされた鉄骨の上でキスを交わすロマンティックなシーンなどが見られ、壮麗な都市景観とともに、フランシス・フォード・コッポラ監督が描く”未来”と”過去”が入り混じる世界観が描き出されている。

 また、クラッスス3世(ジョン・ヴォイト)とワオ(オーブリー・プラザ)の結婚を盛大に祝うパーティーシーンでは、古代ローマのコロッセオを思わせる豪華なセットも映し出されている。人気歌手ウェスタ・スウィートウォーター(グレース・ヴァンダーウォール)による妖艶なダンスパフォーマンスのカットなど、作り込まれた装飾や衣装デザインも見どころとなっている。

 さらに、カエサルと対立する新市長フランクリン・キケロの娘で、カエサルの運命に大きな影響を与えるジュリア、ジャーナリストでありながらクラッスス3世の莫大な遺産を目当てに結婚を画策するワオ、カエサルを陥れようと暗躍するクローディオ(シャイア・ラブーフ)など、個性豊かなキャラクターたちの姿も切り取られている

フランシス・フォード・コッポラが作り上げた壮大なスケールと映像美 「メガロポリス」場面写真

フランシス・フォード・コッポラが作り上げた壮大なスケールと映像美 「メガロポリス」場面写真

フランシス・フォード・コッポラが作り上げた壮大なスケールと映像美 「メガロポリス」場面写真

フランシス・フォード・コッポラが作り上げた壮大なスケールと映像美 「メガロポリス」場面写真

フランシス・フォード・コッポラが作り上げた壮大なスケールと映像美 「メガロポリス」場面写真

フランシス・フォード・コッポラが作り上げた壮大なスケールと映像美 「メガロポリス」場面写真

フランシス・フォード・コッポラが作り上げた壮大なスケールと映像美 「メガロポリス」場面写真

フランシス・フォード・コッポラが作り上げた壮大なスケールと映像美 「メガロポリス」場面写真

フランシス・フォード・コッポラが作り上げた壮大なスケールと映像美 「メガロポリス」場面写真

フランシス・フォード・コッポラが作り上げた壮大なスケールと映像美 「メガロポリス」場面写真

フランシス・フォード・コッポラが作り上げた壮大なスケールと映像美 「メガロポリス」場面写真

 「メガロポリス」の舞台は21世紀。アメリカをローマ帝国に見立てたニューローマでは、享楽にふける富裕層と苦しい生活を強いられる貧困層の激しい格差が、社会問題化していた。新都市メガロポリスの開発を進める天才建築家のカエサル・カティリナ(アダム・ドライバー)と、財政難の中で利権に固執する市長のフランクリン・キケロ(ジャンカルロ・エスポジート)は、真正面から対立する。また一族の策謀にも巻き込まれ、カエサルは絶体絶命の危機に直面する。

 コッポラ監督は、幼少期に見たH.G.ウェルズ原作の映画「来るべき世界」から着想を得て、1980年代より脚本を構想。2001年にはニューヨークで台本読み合わせを実施したが、同時多発テロによって企画は中断した。2007年には支援も途絶え、一度は断念の危機に立たされたが、約300回にも及ぶ脚本の書き直しをへて、自身のワイナリーの一部を手放して作った私財1億2000万ドル(約186億円)を投じ、映画製作を再始動させた。

 天才建築家の主人公・カエサル・カティリナを演じるのはアダム・ドライバー。カエサルと対立する新市長フランクリン・キケロ役をジャンカルロ・エスポジートが務めている。キケロの娘・ジュリアをナタリー・エマニュエルが演じるほか、オーブリー・プラザ、シャイア・ラブーフ、ジョン・ ヴォイト、ローレンス・フィッシュバーン、タリア・シャイア、ジェイソン・シュワルツマン、ダスティン・ホフマンらが脇を固めている。

【作品情報】
メガロポリス
2025年6月20日(金)IMAX®他全国劇場にて公開
配給:ハーク、松竹
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