希少本の魅力を語るベテラン 未来を楽観視する若手 本を愛するブックセラーを追うドキュメンタリー予告編

映画スクエア

希少本の魅力を語るベテラン 未来を楽観視する若手 本を愛するブックセラーを追うドキュメンタリー予告編

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 世界最大のニューヨークブックフェアの裏側と、本を愛するブックセラーたちの世界を追ったドキュメンタリー映画「ブックセラーズ」の予告編が公開となった。

 予告編は、世界最大規模のニューヨークブックフェアの会場の映像から始まる。そして、軽快なジャズにのせて、「希少本を狩る」魅力を語るブックセラー、1950年代には386店舗もあったというニューヨークの本屋街について語る有名書店の後継者、「上の世代は悲観的だけど、私は楽観的よ」と本の未来を語る若手のブックセラーたちが登場。「グレート・ギャッビー」の初版本や、ビル・ゲイツが史上最高額で競り落とした「レオナルド・ダ・ヴィンチのレスター手稿」のオークションシーンなどの映像も映し出される。

 予告編の終わりには、Netflixで配信中のマーティン・スコセッシの新作ドキュメンタリーシリーズ「都市を歩くように -フラン・レボウィッツの視点-」の主人公でもあるフラン・レボウィッツが登場。「本の上にグラスを置いたりしたら、私なら死刑よ!」と、歯に衣着せぬユーモラスな言葉で締め括られている。

 「ブックセラーズ」は、ニューヨークの老舗書店の人々から、業界で名を知られたブックディーラー、希少本のコレクター、古書業界に新しい風をもたらす若手から伝説の人物までの姿を追った作品。本をビジネスとして扱うだけではなく本への愛情にあふれた人物たちが登場する。また、ビル・ゲイツによって史上最高額の 2800 万ドル(約 28 億円)で競り落とされた本「レオナルド・ダ・ヴィンチのレスター手稿」や、「若草物語」のオルコットが偽名で書いたパルプ小説、宝石が施された本、人間の皮膚で作られた本など、コレクターしか見ることのできないような希少本も紹介される。

ブックセラーズ
2021年4月23日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、UPLINK 吉祥寺ほか全国順次公開
配給:ムヴィオラ、ミモザフィルムズ
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  • 作品

ブックセラーズ

公開年 2019年
製作国 アメリカ
監督  D・W・ヤング
出演  
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