「海辺の生と死」などで男女の情愛を描いてきた越川道夫監督の最新作『「アララト」誰でもない恋人たちの風景vol.3』が、5月15日に劇場公開されることが決まった。「誰でもない恋人たちの風景」は、恋人たちを優しい目線で描いてきたシリーズで、これまでに「愛の小さな歴史」「あざみさんのこと」が製作された。第三弾となる本作では、左半身に麻痺を抱える夫との生活をファミレスの深夜勤務で支える妻の揺れ動く恋心を描き出す。
主演を務めるのは、城定秀夫監督作「私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください」で初主演を務めた行平あい佳。「タイトル、拒絶」やNHK連続テレビ小説「スカーレット」にも出演してきた行平が、夫を第一に考えながらも優しい同僚に惹かれてしまうヒロイン・サキ役に挑む。サキの夫で半身に麻痺を抱えるスギちゃんには、自身も左半身に麻痺を抱えながら俳優として活動する荻田忠利。サキに思いを寄せるユキオを落語家の春風亭㐂いちが演じる。そのほか、後藤ユウミ、ムーンライダーズの鈴木博文、鈴木晋介らが脇を固めている。
あわせてポスタービジュアルと場面写真が公開された。ポスタービジュアルでは、一糸まとわぬサキの頬に男性の手が優しく添えられた写真が使用されている。場面写真では、サキがベッドで夫・スギちゃんを愛おしく見つめる様子や、ファミレスの同僚・ユキオと話す姿が映し出されている。
「アララト」誰でもない恋人たちの風景vol.3
2021年5月15日（土）より K’s cinemaにて2週間限定ロードショー
配給：キングレコード株式会社
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