ラジオ局をジャック 銃を突きつけザ・スミスの曲を要求 「ショップリフターズ・オブ・ザワールド」特報

映画スクエア

 1980年代にイギリスのミュージックシーンを席巻したバンド「ザ・スミス」が解散した、1987年の夏を舞台にした青春音楽映画「ショップリフターズ・オブ・ザワールド」の劇場公開日が12月3日に決まり、特報映像とポスタービジュアルが公開された。

 公開された特報映像は、ザ・スミスが解散したその日に、銃を持った一人の若者がラジオ局をジャックして「ザ・スミスの曲をかけろ!」と要求していると、DJがリアルタイムで放送しているシーンから始まる。そして、内心では将来への不安で押しつぶされそうになる若者たちのやるせない姿、“SMITHS FOREVER”と書かれた布を持って集まったファン、そして「彼らの曲が僕らを救済する」とラジオをジャックしたディーンの姿など、ザ・スミスがいかに当時の若者たちの代弁者となり、心の拠り所となっていたかが描き出されている。

 あわせて公開されたポスタービジュアルでは、「あの夜を、永遠に忘れない――」のキャッチコピーとともに、ザ・スミス関連の物にあふれたレコードショップの中で解散を伝える新聞を手にする、のちにラジオ局をジャックするディーンのほか、それぞれ思いつめたような表情をする若者たちや、ラジオ局DJ役のジョー・マンガニエロの姿が捉えられている。

 「ショップリフターズ・オブ・ザワールド」は、ザ・スミスが解散した1987年夏のコロラド州デンバーを舞台に、5人の若者が自分を探す一夜を、ザ・スミスの楽曲で彩った青春音楽映画。長年語り継がれた「ザ・スミスファンのラジオ局ジャック事件」に着想を得て作られた。スティーヴン・キジャックが監督を務め、ザ・スミスの楽曲の数々と貴重なインタビュー映像を彩りに、若者たちの姿を描く。

ラジオ局をジャック 銃を突きつけザ・スミスの曲を要求 「ショップリフターズ・オブ・ザワールド」特報

【作品情報】
ショップリフターズ・オブ・ザワールド
2021年12月3日、TOHOシネマズ日比谷・渋谷シネクイントほか全国ロードショー
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