12人の映像監督による12本の短編映画製作プロジェクト「DIVOC-12(ディボック-トゥエルブ)」の、ティザービジュアルが公開された。
公開されたティザービジュアルには、色や形の異なる12本の線が描かれており、「COVID-19(新型コロナウイルス)をひっくり返せ」の気持ちで本作に参加した、12人の監督たちの思いが表現されている。ビジュアルの制作を担当したのは、アートディレクターの千原徹也氏。株式会社れもんらいふの代表として、広告、ブランディング、CDジャケットなど多岐にわたって活躍する千原氏が、本作の意義に賛同し、ポスター、チラシ、予告篇の制作を担当することとなった。
千原氏は、「人に会えない、撮影もできない、面白いことを考えることや、夢に向かって進むことすら許されないという空気がただよい、エンターテイメントは、風向きが変わるのを待つという時間でした。ただ、何も出来なければ出来ないほどやりたいことに向かう気持ちは、強くなるばかりでした」とコロナ禍での思いについて語っている。
「DIVOC-12」は、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けているクリエイター、制作スタッフ、俳優が継続的に創作活動に取り組めるようにとの目的で実施するプロジェクト。「新聞記者」などの藤井道人監督、「カメラを止めるな!」などの上田慎一郎監督、「幼な子われらに生まれ」の三島有紀子監督が、それぞれのチームの中心となり、合計12本の短編映画を製作する。2021年秋に劇場公開される予定。
【千原徹也氏 コメント全文】
コロナ禍のクリエイティブは
前が見えない日々が続きました。
人に会えない、撮影もできない、面白いことを考えることや、
夢に向かって進むことすら許されないという空気がただよい、エンターテイメントは、
風向きが変わるのを待つという時間でした。
ただ、何も出来なければ出来ないほど
やりたいことに向かう気持ちは、強くなるばかりでした。
人は夢がないと生きていけません。
勝利を手にしたい、
仕事で成功したい、
目の前の人を幸せにしたい、
さまざまな夢があり、
それが生きるということだと思います。
12本の線は、それぞれの想いです。
歪に絡み合い、悩んだり、進んだり、
引き返したり、、、、
みんな同じ色なんかしてないし、
毎日心は揺れ動きます。
そんな12人の監督の想いを
グラフィックにしました。
作品だけではなく、
グラフィックも、ぜひ楽しんでください。
【作品情報】
DIVOC-12
2021年 秋ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント