2020年に公開され、日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞を受賞した「映画 えんとつ町のプペル」の続編「映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~」が、2026年春に劇場公開されることが決まった。
「映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~」の舞台は、前作から1年後のハロウィンの日。青空を取り戻し、産業も活発になったえんとつ町で、プペルを失った喪失感から抜け出したルビッチは、次の一歩を踏み出す努力を始める。プペルに出会ったハロウィンの奇跡が起きた日、ルビッチはネズミに誘われ、不思議な世界へと迷い込む。。相棒との出会い、個性豊かな新キャラクターたちと繰り広げる数々のドラマ、新たな大冒険が繰り広げられる。
2016年に発売された絵本「えんとつ町のプペル」の原作者である西野亮廣が、今回も製作総指揮・脚本を担当。2019年に発売された絵本「チックタック 約束の時計台」(にしのあきひろ著)を原案に、大幅なスケールアップをして映画化に臨む。アニメーション制作はSTUDIO4℃が再び担当。前作に引き続き監督を、廣田裕介が務める。
製作総指揮・脚本を務める西野亮廣らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。
【コメント】
■製作総指揮・脚本 西野亮廣
前作の公開から随分と時間が経ってしまいましたが、そのあいだ、僕らはずっと水面下で準備を続けてきました。
ようやく皆様に、続篇の公開をお知らせできることを心から嬉しく思っています。
これから公開までの限られた時間は、「今の時代にこの物語を届ける意味」、そして「その表現が映画でなければならない理由」に真摯に向き合い、この作品に人生を賭けて取り組んでいきたいと思っています。
物語の根底にあるのは、僕自身が20代前半に体験した、“遠くへ行ってしまい、もう帰ってこなくなった友人を、ただただ待ち続けた日々”です。
あの日の記憶を掘り起こしながら、この物語を書きました。
ぜひ、大切な人と一緒に、映画館でご覧いただけたら嬉しいです。
西野亮廣(キングコング)
■STUDIO4℃ 田中栄子
前作は「えんとつ町」という一つの町だったのでなんとかなりましたが、今回はイマジネーションの世界で、しかも2つの異世界が交錯するんです。煙で覆われたモックモクの「えんとつ町」を綺麗に描くだけでも大変なのに、新しく登場する異世界の新キャラの数は相当数あって、ダンスもあり、喧嘩もあり、歌もあり、これはやばいと思った時はもう遅かったですね。この作品の魅力に取り憑かれて、もっともっと面白くできないかと、スタッフ全員が、西野さんのマジックに夢中になっていたんです。
プペルのいない「えんとつ町のプペル」は描けないから、続篇はないと思っていましたが、西野さんの仲間を思う心の深さには驚かされました。今回の作品も西野さんの原体験が基本になっていることを知って、感動しています。スタッフの飽くなき努力の結晶と西野さんのイマジネーションの世界にぜひご期待ください。
【作品情報】
映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~
2026年春公開
配給:東宝・CHIMNEY TOWN
© 西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~」製作委員会