カルト的な人気を誇るディストピアコメディSF映画「不思議惑星キン・ザ・ザ」が、アニメ版として製作された「クー！キン・ザ・ザ」の公開に合わせ、5月14日より劇場公開されることが決まった。1989年、2001年、2016年に続き、4度目の劇場公開となる。
「不思議惑星キン・ザ・ザ」は、キン・ザ・ザ星雲にある惑星ブリュクにワープしてしまった、建築家マシコフたちを描いたソ連製SF映画。1986年にソ連で公開されると、映画批評家の不評をもろともせず、若者の圧倒的な支持によってソ連全土で1,520万人の動員を成し遂げ、世界的なカルト作となった。日本では1986年の「ソビエトSF映画祭」で特別上映されて話題を呼び、現在公開中のストップモーションアニメ映画「JUNK HEAD」を1人で作り上げた堀貴秀監督も、強い影響を受けたことを公言している。
監督を務めたのは、多くの受賞歴を持つゲオルギー・ダネリヤ。同日に劇場公開される「不思議惑星キン・ザ・ザ」のアニメ化作「クー！キン・ザ・ザ」の監督も手掛けている。
【作品情報】
不思議惑星キン・ザ・ザ
2021年5月14日（金）よりヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー
配給：パンドラ
（Ｃ）Mosfilm Cinema Concern, 1986
