カイエ・デュ・シネマ誌で2023年のベストテン第1位に選ばれた映画「トレンケ・ラウケン」が、2025年4月26日より劇場公開されることが決まった。
「トレンケ・ラウケン」は、協働的かつインディペンデントな映画制作を20年以上続けてきたアルゼンチンの映画コレクティブ「エル・パンペロ・シネ」の集大成的な作品。ラウラ・シタレラ監督が監督を務め、4時間超のミステリーでありながら、誰もが楽しめる娯楽作となっている。探偵もの、メロドラマ、クィア、フェミニズム、SFなど、さまざまなジャンルや要素を越境しながら吸収し、誰も見たことのない境地へ観客を連れていく作品となっている。
アルゼンチンの片田舎トレンケ・ラウケンで、植物学者の女性ラウラが姿を消す。取り残された恋人のラファエルと同僚のエセキエルは、彼女を追って町や平原をさまよう。映画が進むにつれて物語は予想のつかない多方向へと広がり、謎はさらなる謎を呼ぶ。
ヴェネツィア国際映画祭やサン・セバスティアン国際映画祭など世界中の映画祭で上映され、2023年のカイエ・デュ・シネマ誌年間ベストテンでは、「瞳をとじて」「枯れ葉」を抑えて第1位を獲得するなど高い評価を獲得している。
【作品情報】
トレンケ・ラウケン
2025年4月26日(土)より ユーロスペース、下高井戸シネマにて公開ほか全国順次ロードショー
配給：トーデスフィルム、ユーロスペース
© 映画『結婚の報告』製作委員会
