門脇麦主演 上野公園を舞台に、“失踪”に焦点を当てたミステリー 「ゴースト・オブ・ウエノ」公開決定

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門脇麦主演 上野公園を舞台に、“失踪”に焦点を当てたミステリー 「ゴースト・オブ・ウエノ」公開決定

 ワン・チイ監督、ウェイン・ワン脚本、門脇麦主演の映画「ゴースト・オブ・ウエノ」が、2026年8月より劇場公開されることが決まった。

 「ゴースト・オブ・ウエノ」は、日本の上野公園を舞台に、一人の人間の生き方としての“失踪”に焦点を当て、すれ違う人と人のつながりに迫るヒューマンミステリー。一人の路上生活者が亡くなった。彼の本名も、生前に何をしていたのか、どうして公園のテントハウスにたどり着いたのかも、真実を知る者はいない。ソーシャルワーカーのサツキは、ホームレスのトシに助けを借りてその痕跡を追う。年間8万人以上もの人が行方不明となっている失踪大国の日本。現在も食糧支援の炊き出しが行われている上野公園を中心に、一人の人間の生き方としての“失踪”に焦点を当てた作品となっている。

 生活困窮者をサポートするNPOの職員にして、自らの生い立ちにとある喪失を抱えるサツキを演じたのは門脇麦。日台合作映画「オールド・フォックス 11歳の選択」に台湾人の役で出演するなど、アジアの映画界に活動の場を広げる中、本作では失踪者や“残された”側の孤独と心の移ろいに向き合う。サツキと行動をともにし、亡き妻の生まれ変わりを信じるホームレスのトシ役には竹中直人。現在と記憶のあわいを生きるような人物像を、繊細かつチャーミングに演じている。

 監督は、幼少期を日本で過ごし、イギリスで映像を学んだワン・チイ。短編映画「CAOCHANG」で第62回ベルリン国際映画祭のジェネレーションKプラスコンペティション部門に選出され、長編監督作品「THE BARGAIN」は第26回釜山映画祭でスペシャルメンション賞を受賞した。ハーヴェイ・カイテル主演「スモーク」のウェイン・ワン監督が企画と共同脚本に名を連ね、日本・中国・アメリカと世界各国にルーツを持つスタッフとキャストによるコラボレーションが実現した。

 ワン・チイ監督らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■監督:ワン・チイ (Wang Qi)

この度、『ゴースト・オブ・ウエノ』が8月より日本全国で公開されることになりました。
これまでたくさんの映画に関わってきましたが、今回の作品は全てが初めてでした。
この映画の企画が生まれたのは、3年前に来日していたウェイン・ワン監督と、ある不思議なきっかけで出会い、「一緒に映画を撮ろう」と声をかけていただいたことが始まりでした。
人は何か奇妙な、時に運命のようなもので繋がっているのではないか。
この作品は、輪廻転生や記憶というものが、どこまで真実で、どこからが人の中で作り上げられたものなのか、そして「真実」とは本当にそれほど重要なものなのか――そんな問いを内包した物語へと育っていきました。
こうして作品を完成させることができたことに、改めてウェイン・ワン監督に心から感謝しています。
主演の門脇麦さんは、僕が初めて日本で撮るというのにこの映画を信じてくれて、出演してくれた事にとても感謝しています。さらに今回参加してくれた全てのキャストにも感謝しています。この作品で役者として、同じ映画を作る仲間として、一緒に過ごせた時間は本当に特別でした。 
そして最後にこの作品に関わってくれたスタッフ、日本、中国、アメリカと様々な国から集まった最高なチームに感謝したいと思います。ぜひ映画館で見て頂けると嬉しいです。

■脚本:ウェイン・ワン (Wayne Wang)
この映画が完成し、とても面白い作品になったことを、心から嬉しく思います。
この映画の始まりは、数年前、私の作品で助監督を務めていたワン・チイと脚本家のリーヤンとともに、「東京の歴史を映し出す作品を作れないか」と考えたことがきっかけでした。
私たちがよく打ち合わせをしていたホテルの近くには、いつもホームレスの方々がいて、私はその存在に強く惹かれていました。ホームレスの方々は、戸籍を持たず、国家のシステムの外側で生き、いかなる制度にも完全には包摂されていない存在です。そうした社会の外に生きる人々の視点から、日本の近現代史を見つめることができるのではないかと感じました。
彼らは、戦後の高度経済成長、学生運動、大震災、そして「失われた30年」といった時代の大きなうねりを、それぞれの場所で生き抜いてきた人たちでもあります。どれも、この国にとって非常に特別な出来事です。
この映画は、虚構と現実を織り交ぜた、ドキュメンタリーのようなスタイルで撮影しました。また、「幽霊」のように社会の周縁に存在するホームレスの方々を通して、現代日本の魂のありようを映し出すことに挑戦しました。

【作品情報】
ゴースト・オブ・ウエノ
2026年8月 全国順次公開
配給:NAKACHIKA
© 2026「ゴースト・オブ・ウエノ」製作委員会

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