5年間1日も夫と離れたことのない女性描く ベルリン映画祭監督賞受賞 ホン・サンス監督「逃げた女」公開

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 5年間1日も夫と離れたことのない女性を描く映画「逃げた女」が、6月11日劇場公開されることが決まった。

 「逃げた女」は、5年間にわたり1日も夫と離れたことのない女性が、3人の女友だちとの再会などで、少しずつ変わっていく姿を描いた作品。本作が24本目となるホン・サンス監督がメガホンを取っている。監督の公私のパートナーで、「ニューヨーク・タイムズ」紙が選ぶ「21世紀最高の俳優25人」にソン・ガンホと共に韓国から選出された女優キム・ミニが出演。サンス監督とは、7度目のタッグとなる。また、サンス監督作品の常連であるソ・ヨンファ、クォン・ヘヒョ、「はちどり」のユジン先生役などで知られるキム・セビョクが出演している。

 たわいのない会話や登場人物の気まぐれな行動を通して、愛や結婚、人間や人生の本質を、ホン・サンス作品の代名詞ともいえる長回しや奇妙なズームアップの演出で描き出し、第70回ベルリン国際映画祭では銀熊賞(監督賞)を受賞。2020年カイエ・デュ・シネマが選ぶベストテン2位に輝くなどの評価を受けている。

【作品情報】 
逃げた女
2021年6月11日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
配給:ミモザフィルムズ
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