映画スクエア
4月1日より劇場公開の、第74回カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞したジュリア・デュクルノー監督作「TITANE/チタン」から、主人公アレクシアの幼少期の姿を収めた本編映像が公開された。
公開された本編映像では、交通事故に遭って手術を受けた幼いアレクシアが、術後の経過を医師に確認されながら、静かにじっと父親を見つめるシーンから始まる。少女の右側の頭部には、チタンを埋め込んだ痛々しい傷跡がはっきりと見られる。病院の外に出たアレクシアは、車をなでた後に抱きつき、車への異常なまでの愛の片鱗を見せる。
「TITANE/チタン」は、頭蓋骨に埋め込まれたチタンプレートが引き起こす出来事を描いた作品。幼い頃、交通事故により頭蓋骨にチタンプレートが埋め込まれたアレクシア。彼女はそれ以来、車に対し異常な執着心を持ち、危険な衝動に駆られるようになる。監督を務めたのは、デビュー作「RAW~少女のめざめ~」で知られるジュリア・デュクルノー。長編2作目にして、カンヌの最高賞を受賞する偉業を成し遂げた。
【作品情報】
TITANE/チタン
2022年4月1日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー
配給:ギャガ
© KAZAK PRODUCTIONS – FRAKAS PRODUCTIONS – ARTE FRANCE CINEMA – VOO 2020