村八分の恐怖 理想の田舎移住のはずが恐怖のどん底に 城定秀夫監督 深川麻衣主演「嗤う蟲」公開決定

映画スクエア

 城定秀夫監督、深川麻衣主演、若葉竜也共演のスリラー映画「嗤う蟲」が、2025年1月より劇場公開されることが決まった。

 「嗤う蟲」は、”村社会”の実態を暴くヴィレッジ(狂宴)スリラー。空前の田舎暮らしブームのなか、コロナ禍によって急速に普及したテレワークを追い風に、過疎化が急速に進む地方自治体も、あの手この手と趣向を凝らして移住者を誘致している。しかし、憧れの田舎暮らしが、恐怖のどん底に堕ちてしまうこともあり、移住先で“村の掟”に縛られ、背いたものには常軌を逸した制裁が待つ「村八分」の恐怖もある。日本各地で起きた村八分事件をもとに、実際に存在する“村の掟”の数々をリアルに描き、現代日本の闇に隠されている”村社会”の実態を暴く。

 主演は、「まんぷく」「青天を衝け」など数々のドラマや映画に出演している深川麻衣。「街の上で」「市子」などの若葉竜也が共演し、松浦祐也、片岡礼子、中山功太、杉田かおる、田口トモロヲなどが脇を固める。脚本は、「先生を流産させる会」「許された子どもたち」「ミスミソウ」などの内藤瑛亮。監督は、「性の劇薬」「女子高生に殺されたい」などを手掛け、「アルプススタンドのはしの方」で、第42回ヨコハマ映画祭監督賞、第30回日本映画プロフェッショナル大賞監督賞を受賞した城定秀夫が務める。

 ティザービジュアルは、「この村に来てくれて、ありがっさま」のコピーとともに、不気味な表情をした男性の姿が切り取られ、狂気が渦巻く世界観が描き出している。あわせて公開された特報映像では、スローライフを夢見て田舎へ移住してきた夫婦の杏奈(深川麻衣)と輝道(若葉竜也)の様子と、彼らの遭遇する怪奇な出来事や薄気味悪い村人の姿が、「ありがっさま」(=ありがとう)という言葉の繰り返しと笑顔によって描き出されている。

【作品情報】
嗤う蟲
2025年1月、全国ロードショー
配給:ショウゲート
©2024映画「嗤う蟲」製作委員会

新着コンテンツ