映画スクエア
ソル・ギョング、ド・ギョンス、キム・ヒエが共演し、「神と共に」シリーズを手掛けたキム・ヨンファが監督したSF映画「THE MOON」(公開中)から、不慮の事故に遭いながらも、たった一人で月面着陸を果たした新人宇宙飛行士ソヌ(ド・ギョンス)が、仲間の遺志を継ぎ、単独で月面探査を進めている中で起きたアクシデントの様子を収めた、本編映像が公開された。
月の氷を採取する任務を遂行していたソヌは、月面車を走行していた。すると頭上から、ぽつぽつと雨のような無数の隕石が降り注ぐ。地上に落ちた瞬間に破裂音が轟くほどの超危険な状況の中、ソヌは危機を回避するため最大速度で月面車を爆走させる。無線で地球のスタッフに向け、「衝突地点と座標をお願いします!」と必死にサポートを要請するも、突発的な事故に宇宙センターのスタッフもパニックに陥る。そんな状況下で、ソヌの進行方向に巨大隕石が落下する予測が導き出される。ソヌは、必死にアクセルを踏み込んで逃げるのだった。
ソヌが運転している月面車は、専門家の協力のもと制作しており、実際の月で運用できるほどの完成度を持っているという。キム・ヨンファ監督は、「細かな被写体を一つずつ丁寧に積み上げれば、全体的なクオリティも上がります。衣装や小物の一つ一つを実際に制作し、VFXと組み合わせようと思っていました」と明かしている。
「THE MOON」では、月面の有人探査を実行するため、3人のクルーを乗せた韓国の有人ロケット・ウリ号は宇宙へ旅立った。しかし月周回軌道への進入を目前にしながら太陽風の影響で通信トラブルが発生し、修理中の事故によりクルーの命が失われる。唯一残された新人宇宙飛行士ソヌ(ド・ギョンス)を生還させるため、5年前の有人ロケット爆発事故の責任を取り組織を去った当時の責任者ジェグク(ソル・ギョング)が宇宙センターへ呼び戻される。一方、仲間の遺志を継ぐ決断をしたソヌは、重大な危機に直面しながらも月面への着陸を成功させる。というストーリーが展開される。
【作品情報】
THE MOON
2024年7月5日(金) より、新宿バルト9 ほか全国上映中
配給:クロックワークス
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