ソン・ソック 優しい言葉とまなざしで閉ざした心を溶かす 「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」本編映像

映画スクエア

 2026年4月10日より劇場公開される、ソウルの芸術団を舞台に、母を失くした女子高生と完璧主義の先生の共同生活による心の交流を描いた映画「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」から、主人公イニョン(イ・レ)が通う薬局のベンチで、薬剤師ドンウク(ソン・ソック)と並んで座りながら会話をするシーンの、本編映像が公開された。

 いつも笑顔を絶やさず、明るい雰囲気をまとうイニョンだが、芸術団の団員からの心ないいやがらせに、ついに笑顔をなくしてしまう。ドンウクは「今までこの薬を飲んだ子はみんな笑った。俺もたまに」と語りかけながら、ユニコーンの絵が描かれたお菓子を差し出す。しかし、そのお菓子を見つめながら、黙り込んだままのイニョン。ドンウクが「気に入らない?」と心配そうに見つめると、彼女の瞳から大きな涙があふれ出す。

 「どうしてこのタイミングに…。小さい頃、具合が悪いとママもこれをくれた」と、亡き母との記憶を思い出し、「勝手に分かったフリしないで!おじさんがこれをくれるからママを思い出しちゃった」と、ドンウクに悲しさを怒り交じりにぶつける。「最後の日も“ごめんね”って言えなかった」と、抑えていた感情と後悔があふれ出し、声を上げて号泣するイニョン。そんなイニョンの隣で、ドンウクは何も言わず、ただ静かに寄り添い続ける。

 ドンウク役のソン・ソックは、ドラマ「私の解放日誌」や「恋愛体質〜30歳になれば大丈夫〜」、映画「犯罪都市 THE ROUNDUP」「恋愛の抜けたロマンス」などで一躍注目を集め、リアリティあふれる演技で人気を得ている。本作では主人公イニョンに寄り添う薬剤師ドンウクを演じ、静かな優しさを見せている。

 キム・ヘヨン監督は、ドンウクというキャラクターが生まれた経緯について、「些細な問題で近所の薬局によく通っていましたが、ふと本当の癒やしは“心の薬”だという思いが浮かびました。ドンウクがイニョンに与える本当の薬は、“笑い”と“待つこと”、そして“慰め”だと思います」と、自身の経験からできたものであることを明かしている。

 「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」は、母親を失った高校生イニョン(イ・レ)が主人公の作品。家賃が支払えず家から追い出されてしまい、所属しているソウル国際芸術団の練習室で、隠れて寝泊まりしていたイニョン。芸術団の60周年公演に向けて猛特訓が続く中、ある日、“魔女”と呼ばれ、完璧主義で生徒たちに容赦なく厳しい態度をとる芸術監督ソラ(チン・ソヨン)に練習室での生活がバレてしまい、その日からソラの家で一緒に暮らすことになる。

 年齢も性格も生活習慣も違う2人は、互いに戸惑いながらも、同じ時間を過ごすことで徐々に心を通わせていく。そんな中、イニョンを敵対視している芸術団のエース、ナリ(チョン・スビン)の不調をきっかけにチーム内で問題が勃発。イニョンをはじめとする団員たち、そしてソラの気持ちはバラバラになってしまう。公演開催の危機に迫られた芸術団のため、ソラはある覚悟を決める。

 主演は、「ソウォン/願い」で映画デビューを飾り、かつて天才子役と評されたイ・レ。“魔女”と呼ばれる完璧主義かつ冷徹な先生ソラ役をチン・ソヨンが務める。さらに、ソン・ソック、チョン・スビン、イ・ジョンハが顔をそろえる。監督を務めるのは、ドラマ「恋愛体質〜30歳になれば大丈夫」「私が死ぬ一週間前」などのキム・へヨン。本作が長編監督デビュー作で、2025年青龍映画祭では新人監督賞を受賞した。

ソン・ソック 優しい言葉とまなざしで閉ざした心を溶かす 「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」本編映像

【作品情報】
大丈夫、大丈夫、大丈夫!
全国公開中
配給:日活/KDDI
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