名シーン紹介　エデンの東

キャルと父アダムの和解

重要な部分に触れている場合があります。

時間：　1:54:00頃

アロンが出征してしまったショックがきっかけで、脳出血で倒れたアダム。責任を感じたキャルは、家を出て町を離れようとする。だが、アブラがアロンとキャルのそれぞれを説得し、2人に話をさせる。アダムはキャルに自分の世話をするように話し、不仲だったアダムとキャルの関係は修復される。

修復の表の立役者はアブラだ。実体験を交えながら、キャルに愛の証を見せてくれるように静かにアダムに頼む。一方で、キャルにはきちんとアダムと話すように促す。そして裏の立役者は女性の看護師だ。あつかましく、偉そうで、おしゃべりな看護師は、アダムもキャルも閉口する存在だ。看護師は共通の敵のような存在となり、アダムとキャルの心の距離を近くする。

キャルとアブラがキスをするシーンで流れる音楽は、「エデンの東」のテーマ曲だ。優しいメロディに包まれて、「エデンの東」は終わりを向かえる。

キャル・トラスク

俳優：ジェームズ・ディーンキャル・トラスクは、アダム・トラスクとケートの次男。アロンは兄。本名はケイレブで・・・、聖書から取られている。父アロンの愛が、自分よりも兄アダムに向けられていることに嫉妬をいだき、常に孤独。父に対して反抗的な態度を取ることもある。また、かっとなりやすく、暴力的な行動に出てしまうことがある。母ケートと同じように、善良な父ア・・・

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人物 2 エデンの東

アブラ

俳優：ジュリー・ハリスアブラは、アロンの恋人。当初は孤独なキャルを不気味がっているものの、自身も父に対・・・して愛されていないという感情を持った経験があるために、キャルのことを理解するようになる。やがて、自分にも善良さを求め、言葉だけの愛以上の行動に出ないアロンに対して、ズレを感じるようになり、カーニバルの観覧車でキャルにそのことを話し、キャルに・・・

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人物 3 エデンの東

アダム・トラスク

俳優：レイモンド・マッセイアダム・トラスクは、アロンとキャルの父親。若い頃にケートと出会い、美しさにほれ込・・・んで結婚する。だが、縛り付けられることを嫌うケートは、アロンとキャルを産んだ後に、家を出ていってしまう。その後、農場を経営していたが、1年ほど前にカリフォルニア州サリナスに引っ越してきていた。サリナスの名産であるレタスを冷蔵保存し、新鮮なま・・・

原作「エデンの東」（ジョン・スタインベック）

原作「エデンの東」は、ジョン・スタインベックが1952年に発表した長編小説で・・・ある。映画で描かれるのは、アダムたちがサリナスに引っ越して来た後の部分で、前半は省かれている。また、原作ではアロンとキャルは双子だが、映画では年が少し離れている。映画の終わりは、原作の終わりとは一致していない。小説ではこの後についても語・・・

アブラ「キャルに愛しているという証を見せてあげてください」

1:51:00頃母の職業を知った兄アロンは、自暴自棄になり、志願して軍隊に入・・・る。そのショックで父アダムは、脳出血で倒れてしまう。保安官のサムからも促され、キャルは町を出ていこうとする。このままではキャルがダメになってしまうと考えたアブラ。体の自由が聞かなくなり、ベッドに横たわるアダムにアブラが言う言葉。キャルの気持・・・

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セリフ・名言 7 エデンの東

キャル「道を選ぶことが、人間であるということなのですね」

1:54:00頃アダムに話しかけるようにアブラに促されたキャルが、体の自由が・・・聞かなくなり、ベッドに横たわるアダムに言う言葉。アダムが以前に言っていた言葉で、キャルがアダムの言うことをちゃんと聞いていたことが分かったアダムは、キャルに自分の身の回りの世話をして欲しいと頼み、キャルは喜んで引き受ける。・・・