名シーン紹介　エデンの東

キャルと父アダムの会話

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時間：　0:21:45頃

死んだと聞かされていた母親が生きていたことを知り、姿を見に行ったキャル。その後、キャルはさまざまなイラ立ちから、氷庫の氷を外に滑り出してダメにしてしまい、アダムの怒りを買う。悔い改めるように聖書の一節をキャルに朗読させるものの、キャルは真剣に読まず、アダムは頭に血が上って「おまえは悪い人間だ！」と怒鳴る。その後の、キャルと父アダムの会話のシーン。

2人の会話は、どこかギクシャクしている。母親のことをもっと知りたいキャルは、父親にいろいろと聞くが、満足な答えは返ってこない。父のアダムにとっても、母との思い出は楽しいものではなかったようだ。だが、ここでアダムが言う「人間は選択ができる。それが動物とは違うところだ」という言葉は、クライマックスの2人の和解のキーワードとなる。

キャルを演じるジェームズ・ディーンは脚本と変えてセリフを言う事が多く、アダムを演じるレイモンド・マッセイはディーンに対していら立っていたという。だが、映画外のディーンとマッセイのトゲトゲとした関係性は、映画内のキャルとアダムの関係性に合致し、だからこそ生まれた緊張感がある。

キャル・トラスク

俳優：ジェームズ・ディーンキャル・トラスクは、アダム・トラスクとケートの次男。アロンは兄。本名はケイレブで・・・、聖書から取られている。父アロンの愛が、自分よりも兄アダムに向けられていることに嫉妬をいだき、常に孤独。父に対して反抗的な態度を取ることもある。また、かっとなりやすく、暴力的な行動に出てしまうことがある。母ケートと同じように、善良な父ア・・・

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人物 3 エデンの東

アダム・トラスク

俳優：レイモンド・マッセイアダム・トラスクは、アロンとキャルの父親。若い頃にケートと出会い、美しさにほれ込・・・んで結婚する。だが、縛り付けられることを嫌うケートは、アロンとキャルを産んだ後に、家を出ていってしまう。その後、農場を経営していたが、1年ほど前にカリフォルニア州サリナスに引っ越してきていた。サリナスの名産であるレタスを冷蔵保存し、新鮮なま・・・

キャル「第8節・・・」

0:21:05頃氷庫で兄アロンと恋人アブラが2人でいるところを見ていたキャル・・・は、氷庫に置かれていた巨大な氷を次々と外に投げ出してしまう。キャルに聖書を読ませて悔い改めさせようとするアダム。だが、キャルは反抗的な態度を取っている。父に愛されていないと感じているために、反抗的な態度を取ってしまう。・・・

原作「エデンの東」（ジョン・スタインベック）

原作「エデンの東」は、ジョン・スタインベックが1952年に発表した長編小説で・・・ある。映画で描かれるのは、アダムたちがサリナスに引っ越して来た後の部分で、前半は省かれている。また、原作ではアロンとキャルは双子だが、映画では年が少し離れている。映画の終わりは、原作の終わりとは一致していない。小説ではこの後についても語・・・