名シーン紹介　E.T.

夕陽の前を飛ぶ自転車

重要な部分に触れている場合があります。

時間：　1:44:50頃

見どころ
・夕陽をバックに飛行する自転車
・自転車とパトカーのチェイス

E.T.が生きていたことを知ったエリオットとマイケルは、E.T.を森に連れていくことに。マイケルの友人たちと一緒に、エリオットの自転車の前かごに乗せて森に向かう。警察の追跡をかわすが、道路の前方を封鎖されてしまう。すると、E.T.の力でエリオットをはじめとした少年たちの自転車が空へと飛び上がる。

自転車が飛ぶシーンが繰り返される。前回は夜で、エリオットだけが飛んだが、今回は夕暮れで、エリオット、マイケル、マイケルの3人の友人も飛ぶ。前回は月をバックに自転車のシルエットが浮かぶビジュアルだったが、今回は夕陽に自転車のシルエットが浮かんでいる。ジョン・ウィリアムズの音楽も変わらず壮大だ。ちなみに、マイケルの3人の友人の1人（ヘッドフォンをした少年）は、高いところが苦手なのか、目をつぶっている。

飛ぶ前の自転車とパトカーのチェイスシーンも印象的。自転車の機動性を生かし、建設中の新興住宅街の中を縦横無尽に駆け抜けて、パトカーの警官たちをやり込めるのが痛快だ。マイケルの3人の友人たちが逃走に必要だったかは不明だが、少年たちが団結して大人たちと戦う痛快さが加わっている。

前回と同じように、E.T.は頭にタオルのようなものをかぶり、エリオットは赤いパーカーのフードをかぶっている。この2人のビジュアルも印象的で、細部にまでこだわった映画作りがされているのを感じる。

E.T.が前回の飛行でコツをつかんだのか、ハードランディングだった前回とは異なり、今回はゆっくりと自転車を地面に降ろしてみせる。少年たちは整列するように自転車を急停車させて、キメる。

ちなみに、警官が持っていたライフルが、20周年アニバーサリー版ではトランシーバーに変えられていることでも知られる。監督のスピルバーグが子どもを持ち、子どもに対してライフルを持っていることが気になったためだという。

登場人物・キャスト

人物 1 E.T.

エリオット

俳優：ヘンリー・トーマス E.T.と遭遇し、部屋にかくまう。地球のことを教えるなど交流するうちに、E.T.・・・との間に何らかの結びつきができ、互い感情や状態を共有するようになる。そのため、家でE.T.がビールを飲んで酔っ払うと、学校にいるエリオットも酔っ払ってしまい、解剖用の大量のカエルを逃がす大騒ぎを引き起こす（その際に、少女にキスをする）。・・・

人物 3 E.T.

マイケル

俳優：ロバート・マクノートンエリオットの兄。E.T.と初めて会った際には驚くものの、すぐに存在を受け入れる。・・・E.T.の作った通信機を森の中に運ぶためにハロウィンの仮装を利用してE.T.を外に連れ出したり、森の中でいなくなったE.T.を自転車で探しに行って見つけたりと、E.T.のためにさまざまな協力する。死んだと思ったE.T.が生きていたことを・・・

人物 7 E.T.

E.T.

俳優：- 仲間とともに宇宙船で地球の調査に来るが、地球に取り残されてしまった宇宙人。エリオ・・・ットと出会い、絆を深める。体重16キロで、通常時の身長は137センチのエリオットより低いが、首を伸ばすと同じくらいになる。皮膚は茶色で、毛は生えていない。大きな頭と大きな目が特徴的。足は短く、ヒョコヒョコと歩く。また、腹の部分が赤く光る・・・