ゴーストバスターズ

公開年: 1984年
製作国: アメリカ
監督: アイヴァン・ライトマン
出演: ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス、シガニー・ウィーバー、リック・モラニス

「ゴーストバスターズ」は、ゴーストが現れるニューヨークを舞台に、ゴースト退治を職業とする「ゴーストバスターズ」と、「破壊の神」ゴーザとの戦いを描いたコメディ。

ダン・エイクロイドとハロルド・ライミスが脚本を担当し、ジョン・ベルーシを想定して脚本が書かれたが、ベルーシの死去により出演はかなわなかった。ベルーシが想定されたヴェンクマン役は、ビル・マーレイが演じている。

ゴールデン・グローブ賞の作品賞(コメディ／ミュージカル)、男優賞(コメディ／ミュージカル)、歌曲賞にノミネートされた。また、アカデミー賞では、歌曲賞と視覚効果賞にノミネートされた。その後、2000年にアメリカン・フィルム・インスティチュートが選出した「アメリカ喜劇映画100」では28位に選出され、2005年にはアメリカ国立フィルム登録簿に登録されるなど、高く評価されている。

興行的にも大ヒットとなり、北米では約2億2千万ドルの興行収入を上げ、1984年の2位となった（1位は「ビバリーヒルズ・コップ」）。「ホーム・アローン」(1990)が公開されるまで、最も興行収入を上げたコメディ映画となった。日本でも41億円の興行収入を上げ、1985年の1位となった。

市立図書館

ニューヨークの市立図書館にゴーストが出現し、司書の女性たちが目撃する。超常現象の科学者であるヴェンクマンは、超能力の実験を口実に女学生を口説いている。そこに現れた同僚のスタンツから、図書館での出来事を聞く。ヴェントマンとスタンツは図書館に向かい、先に調査していたスペングラーと合流し、3人は図書館の地下へと向かう。地下の書庫で女性の幽霊を目撃した3人。声をかけるものの、モンスターの姿に変貌した幽霊は、地下から逃げていく。

シーン 1 ゴーストバスターズ

ヴェンクマンの超能力実験

コロンビア大学で超常現象を研究しているヴェンクマンは、男子学生と女子学生にバイト・・・代を払い、ある実験を行う。カードに描かれたマークを当てさせ、外れたら電流を流すというもので、罰を与えることで能力に影響があるかを調べていた。だが、真剣に行われているとは言えず、男子学生が外れた時には電流を流すものの、女子学生が外れても当たっ・・・

ゴーストバスターズ誕生

大学の学部長から、資金提供を打ち切ると宣言された3人。ヴェンクマンは、幽霊退治を商売にすることを思いつく。3人は「ゴーストバスターズ」を名乗り、スタンツの生家を担保に金を借り、かつて消防署だった建物をオフィスにし、テレビCMで宣伝をする。一方、演奏家のディナが自宅のアパートに帰って冷蔵庫を開けると、そこには異世界の寺院と未知の生物が見え、「ズール」という言葉が聞こえる。

ディナの部屋

ゴーストバスターズのテレビCMを見ていたディナは、オフィスを訪れる。3人は話を聞き、ヴェンクマンはディナのアパートを訪れる。冷蔵庫を開けるヴェンクマンだったが、中は普通だった。ヴェンクマンはディナを口説き始めるものの、部屋から追い出されてしまう。仕事がなくて金も尽きかけたゴーストバスターズだが、そこにホテルから初仕事の電話がかかってくる。