登場人物・キャスト　平成狸合戦ぽんぽこ

太三朗禿狸(桂文枝)

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太三朗禿狸は、屋島に住むタヌキである、映画「平成狸合戦ぽんぽこ」の登場キャラクター。多摩からの使者としてやって来た玉三郎から事情を聞き、六代目金長、隠神刑部とともに多摩に向かう。

列車に乗って多摩にやって来た時には、ファンキーな姿をしている。妖怪大作戦を計画し、多摩のタヌキたちに特訓をさせる。だが、妖怪大作戦が失敗に終わったことにショックを受け、その後は変化（へんげ）できないタヌキたちを集めて踊り念仏の教祖となる。やがて、宝船となって信者たちを乗せ、多摩川を死出の旅に出る。

・妖怪大作戦の特訓中に999歳を迎える。源平合戦の那須与一を見たことがあり、誕生日を祝ってくれた多摩のタヌキたちの前で、那須与一の姿に化けて屋島の戦いでの扇を矢で落とす逸話を再現してみせる。

キャスト

太三朗禿狸の声を担当しているのは、落語家の桂文枝 (5代目)。公開時64歳頃。

禿狸「突然、人間たちは森羅万象の神秘に驚き、いかに人間が卑小な存在であるかを、思い知るのじゃ」

1:18:45頃妖怪大作戦が実行され、多摩ニュータウンは大騒ぎになる。妖怪に恐・・・れおののく人がいる一方で、何らかのアトラクションと考えて楽しむ人もいた。タヌキたちは大成功を確信していたが、ニュータウンの近くに建設中のレジャーランドの社長が、「レジャーランドの宣伝のため」とウソの記者会見を開いたことから、努力は水の泡とな・・・

セリフ・名言 13 平成狸合戦ぽんぽこ

禿狸「この世は闇じゃ、ドロ舟じゃ。念仏唱えてただ踊れ。ナムアミダブツ、オダブツじゃ」

1:32:20頃タヌキたちにとって起死回生の一手だった妖怪大作戦が失敗に終わり・・・、タヌキたちはバラバラになってしまう。四国からやって来た禿狸は踊り念仏の教祖となり、化けることができないタヌキたちと歌い踊るようになる。・・・

キーワード 2 平成狸合戦ぽんぽこ

タヌキ

「平成狸合戦ぽんぽこ」はタヌキたちの物語である。「平成狸合戦ぽんぽこ」の世界では・・・、タヌキは人目のないところでは姿を変えて二足歩行となり、言葉も話す。基本的にはなまけものの性格で、のんびりとしている。陽気で人がよく、すぐに歌を歌ったり宴を開いたりする。人や物に化ける（化学）ことができるが、若いタヌキは化ける方法を知らない・・・

キーワード 4 平成狸合戦ぽんぽこ

多摩、ニュータウン

「平成狸合戦ぽんぽこ」の主な舞台となるのは多摩である。昭和40年代からスタートし・・・た多摩ニュータウン計画によって、タヌキたちのすみかである森が減ってしまったことがタヌキたちに危機を及ぼす。多摩ニュータウン計画は、総面積約3,000ヘクタールに居住予定人口30万人のベッドタウンを作るというものだった。タヌキたちは、トラ・・・

キーワード 6 平成狸合戦ぽんぽこ

妖怪大作戦

人間による開発を何とか止めようと悩む多摩のタヌキたちは、四国のタヌキたちに助けを・・・求める。求めに応じて、太三朗禿狸・隠神刑部・六代目金長の3匹のタヌキが多摩にやってくる。金長たちは、人間たちにタヌキへの畏怖の念を感じさせるために、タヌキが多くの妖怪に化けて人間たちを驚かせる「妖怪大作戦」の実行を進言する。妖怪大作戦実行の・・・