ホーム・アローン

公開年: 1990年
製作国: アメリカ
監督: クリス・コロンバス
出演: マコーレー・カルキン、ジョー・ペシ、ダニエル・スターン、ジョン・ハード、キャスリン・オハラ

「ホーム・アローン」は、世界的大ヒットとなったコメディ映画。監督をクリス・コロンバスが担当し、ジョン・ヒューズが製作・脚本を担当した。主役のケヴィンを演じたマコーレー・カルキンは、人気子役としての地位を確立した。

クリスマス・シーズンのシカゴを舞台に、自宅に1人で取り残されてしまった8歳の少年ケヴィンが、泥棒に入ろうとするハリーとマーヴの2人組を撃退するという内容。ハリーをジョー・ペシ、マーヴをダニエル・スターンが演じた。

アメリカでは2億8千万ドル、全世界で4億7千万ドルの興行収入を上げる大ヒットとなった。日本では34億円の配給収入となり、1991年の外国映画の2位となった（1位は「ターミネーター2」）。

出発前夜

クリスマス・シーズンのシカゴ。マカリスター家には、ピーターとケイトの夫婦と5人の子ども、ピーターの兄夫婦と5人の子どもがいる。翌日の朝にみんなでパリに出発する準備で、家の中はてんてこ舞いとなっている。防犯設備の確認に来た警官は、クリスマス休暇中はパリに行くために不在となることを聞く。宅配ピザが届く。ピーターとケイトの末っ子であるケヴィンは、長兄のバズとケンカになり、母のケイトに屋根裏部屋で寝るように命じられる。のけ者にされていると感じているケヴィンは、「家族なんがいなくなっちゃえばいい」と願う。

寝坊

翌朝、停電が起きたために目覚ましが鳴らずに寝坊したマカリスター家の人々が、飛行機に間に合わせるために大急ぎで準備をする。大騒動の中、屋根裏で寝かされていたケヴィンは忘れられてしまう。飛行機の時間に間に合って一息つくピーターとケヴィン。一方で、目を覚ましたケヴィンは、家に誰もいないことに気づく。

1人を楽しむケヴィン

願いがかなったと喜ぶケヴィンは、ジャンクフードを食べながらギャング映画を見たり、兄のバズの宝箱をあさったり、空気銃で遊んだりして楽しむ。ケイトは、飛行機の中でケヴィンを置いてきたことに気づく。夜。車に乗ったハリーとマーヴの強盗2人組がケヴィンのいる家にやって来る。ハリーは、昨夜警官として現れ、防犯設備について話を聞いた男だった。誰かが来たことに気づいたケヴィンは、明かりをつけて人がいることを知らせる。誰もいないと思っていたハリーとマーヴは、驚いて退散する。