天使にラブ・ソングを…

公開年: 1992年
製作国: アメリカ
監督: エミール・アルドリーノ
出演: ウーピー・ゴールドバーグ、マギー・スミス、ハーヴェイ・カイテル、キャシー・ナジミー

「天使にラブ・ソングを…」は、愛人のギャングが命じる殺人を目撃したことから、修道院に匿われることになったシンガーであるデロリスが、修道院の聖歌隊を立て直して人気を集めるようになる姿を描いた作品。

デロリスをウーピー・ゴールドバーグが演じ、人気を決定的なものにした。修道院長をマギー・スミス、デロリスの愛人のギャングをハーヴェイ・カイテルが演じている。

ゴールデン・グローブ賞の作品賞(コメディ／ミュージカル)にノミネートされ、デロリスを演じたウーピー・ゴールドバーグは女優賞(コメディ／ミュージカル)にノミネートされた。興行的にも、北米で1億3千万ドルを超える興行収入をあげるヒットとなり、1992年の6位となった。

ムーライト・ラウンジ

少女時代のデロリスが修道女から12使徒の名前を挙げるように言われ、ふざけた答えをする。修道女は、デロリスに「ろくな大人にならない」と告げる。大人になったデロリスは、ネバダ州リノにあるカジノ「ムーンライト・ラウンジ」で、女性3人組グループのメインのシンガーをしている。だが、客席はガラガラである。ギャングのヴィンスの愛人であるデロリスはヴィンスに今の妻との離婚を求めているが、ヴィンスは応じない。

殺人を目撃

リノから出ていくことに決めたデロリスだったが、ヴィンスが部下に命じて運転手を射殺するところを目撃してしまう。デロリスはその場から逃げ、ヴィンスの部下のジョーイとウィリーが追う。警察に駆け込んだデロリスは、サウザー警部補と話をする。サウザーは、デロリスに証言を頼み、ヴィンスの裁判までの2カ月の間、証人保護プログラムを適用して修道院に身を隠すと話す。修道院が嫌いなデロリスは難色を示す。

聖キャサリン修道院

サンフランシスコのさびれた聖キャサリン修道院にいやいやながら連れて来られたデロリスは、いやいやながらデロリスを受け入れることにした修道院長と面会する。修道女の格好に着替えさせられたデロリスは、修道院での生活をスタートさせる。一方、デロリスが警察の元にいることに気づいたヴィンスは、デロリスに懸賞金をかける。