湯を沸かすほどの熱い愛 セリフ・名言

重要な部分に触れている場合があります。

セリフ・名言 1 湯を沸かすほどの熱い愛

貼り紙「湯気のごとく、店主が蒸発しました。当分の間、お湯は沸きません。 幸の湯」

0:00:25頃 「湯を沸かすほどの熱い愛」のオープニングで登場する、銭湯「幸の・・・湯」の入り口に貼られた紙に書かれた言葉。店主の幸野一浩は、1年前に「パチンコに行ってくる」と言い残したまま蒸発してしまっていた。 ・・・
セリフ・名言 2 湯を沸かすほどの熱い愛

双葉「お母ちゃんは断然赤。情熱の赤が好き」

0:06:45頃 双葉の娘である高校生の安澄は、学校でいじめにあっていた。絵の具・・・をいじめっ子の制服につけてしまったことから、安澄は髪や制服に絵の具をつけられる。だが先生には「自分でやった」と言い張る。そんな安澄の言葉を双葉は否定せず、好きな色を聞いて元気を出させようとする。 ・・・
セリフ・名言 3 湯を沸かすほどの熱い愛

双葉「行ったことないけど、うーん、行きたいなーって思ってる」

0:15:40頃 末期がんで余命がわずかであることを告げられた双葉は、1年前に蒸・・・発していた夫の一浩の調査を探偵の滝本に頼む。滝本から居場所の報告を受けた双葉は、滝本の娘と天国の話をする。双葉にとって天国は遠い存在ではなかった。 ・・・
セリフ・名言 4 湯を沸かすほどの熱い愛

双葉「大事な時にちゃんとした下着つけてないと恥ずかしいよ」

0:18:10頃 幼い下着しか持っていない高校生の安澄に、双葉は大人びた下着を買・・・ってやる。このあと安澄は、盗まれた制服を取り戻そうと気持ちを固めた時に、買ってくれた下着を着用する。そして教室で下着姿になって下着を返してくれるように頼むのだった。 ・・・
セリフ・名言 5 湯を沸かすほどの熱い愛

一浩「しゃぶしゃぶする時ってさあ、なんでこう一緒に“しゃーぶ、しゃーぶ”って言いたくなるんだろうな?」

0:24:15頃 1年前に蒸発していた一浩は、探偵に居場所を調べてもらった双葉に・・・よって「幸の湯」に連れ戻される。幸野家は誕生日などのお祝いの時にはしゃぶしゃぶを食べるのが恒例だった。だが安澄は自分勝手な一浩に対して腹立たしさを感じており、一浩の話にも冷たい態度を取る。 ・・・
セリフ・名言 6 湯を沸かすほどの熱い愛

双葉「みんなこれだけは約束して。銭湯の仕事は必ず4人全員ですること。働かざる者食うべからず」

0:27:00頃 一浩を連れ戻した双葉は、銭湯「幸の湯」の再会を宣言する。一浩の・・・9歳の娘である鮎子も加わった4人で協力するように話す双葉。このあと4人で「幸の湯」の掃除をし、安澄と鮎子は再開のチラシを近所に配る。 ・・・
セリフ・名言 7 湯を沸かすほどの熱い愛

安澄「この1年お母ちゃんがどんなつらい思いでいたか、何もなかったような顔でいるのがすごくムカつく」

0:33:10頃 1年前に蒸発していた一浩が戻り、銭湯「幸の湯」が再開する。安澄・・・は「幸の湯」の再開を素直に喜んでいたものの、自分勝手な一浩のことを許したわけではなかった。飄々とした態度の一浩だったが、双葉の病気について責任も感じていた。 ・・・
セリフ・名言 8 湯を沸かすほどの熱い愛

一浩「やっぱり・・・病気になったのは、苦労とかストレスとかがあったからですか?」

0:34:35頃 末期がんに冒されている双葉は、ある日手の震えが止まらなくなる。・・・双葉と病院に行った一浩は、双葉が点滴を受けている間にあらためて医者から状況を聞く。飄々とした態度の一浩だったが、双葉の病気について責任も感じていた。 ・・・
セリフ・名言 9 湯を沸かすほどの熱い愛

双葉「私には、どうしてもやらなきゃいけないことがまだある」

0:35:05頃 末期がんに冒されている双葉は、少しずつ病状が悪化していく。一浩・・・は双葉を別の病院に連れて行こうとするものの、双葉は拒否する。双葉は死ぬ前にやっておかなければならないことがあった。このあと双葉は、力を振り絞ってやるべきことに向かっていく。 ・・・
セリフ・名言 10 湯を沸かすほどの熱い愛

双葉「何にも変わらないよ。お母ちゃんと安澄は・・・」

0:39:15頃 学校でいじめられている安澄は、制服を盗まれて心が折れかける。朝・・・起きた安澄は「学校に行かない」と双葉に言うものの、双葉は許さない。このあと安澄は、意を決して自分の意思で学校に向かい、そして立ち向かう。 ・・・
セリフ・名言 11 湯を沸かすほどの熱い愛

双葉「どうして?とっても心配だから」

0:42:35頃 制服を盗まれて「学校に行かない」と言う安澄だったが、双葉に説得・・・されて学校に向かう。安澄のことが心配な双葉は、家の外で安澄の帰りを待っている。その様子を、母親が家を出ていってしまった鮎子が複雑な気持ちで見ている。 ・・・
セリフ・名言 12 湯を沸かすほどの熱い愛

安澄「制服・・・返してください」

0:44:05頃 学校でいじめにあっている安澄は、制服を盗まれ、体操着で授業を受・・・けていた。学校を休もうとしたものの双葉によって説得された安澄は、意を決して学校に向かう。そして、体操着を脱いで下着姿になり、制服を返すように訴えるのだった。 ・・・
セリフ・名言 13 湯を沸かすほどの熱い愛

安澄「お母ちゃんの遺伝子、ちょっとだけあった」

0:46:00頃 制服を盗まれて学校を休もうとした安澄だったが、双葉に説得されて・・・学校に行き、下着姿になって制服を返すように訴える。その結果、制服は返してもらえる。安澄のことを心配していた双葉は、家の前で安澄のことをずっと待っていた。安澄は双葉の強さを自分も持っていると語るが、それは遺伝子のためではないことが後で明らかに・・・
セリフ・名言 14 湯を沸かすほどの熱い愛

鮎子「でも・・・でもまだ・・・ママのこと・・・好きでいても・・・いいですか?」

0:55:20頃 母親が家を出る時に、誕生日までに迎えに来ると言われていた鮎子。・・・誕生日にかつて住んでいたアパートの前で待つ鮎子だったが、母親は姿を現さず、迎えに来た双葉たちと「幸の湯」に戻っていた。翌日、鮎子が涙ながらに語る言葉。 ・・・
セリフ・名言 15 湯を沸かすほどの熱い愛

双葉「あなたの腐った時間に付き合ってると思うとヘドが出る」

1:08:00頃 安澄と鮎子を連れて車で旅行に出かけた双葉は、途中でヒッチハイカ・・・ーの拓海を乗せてやる。双葉は無目的に生きる拓海の話を聞いて腹を立てる。拓海とは違って、双葉に残された時間はあとわずかしかなかった。 ・・・
セリフ・名言 16 湯を沸かすほどの熱い愛

双葉「いいよ。でもちょっと早めに来てね」

1:10:00頃 安澄と鮎子を連れて車で旅行に出かけた双葉は、途中でヒッチハイカ・・・ーの拓海を乗せてやる。双葉は無目的に生きる拓海の話を聞いて腹を立てる。そして、拓海に目標を与えてやる。「報告に行く」という拓海だったが、双葉に残された時間は長くなかった。 ・・・
セリフ・名言 17 湯を沸かすほどの熱い愛

拓海「あの人から生まれた君たちがうらやましいよ。お母さんを大切にね」

1:11:20頃 安澄と鮎子を連れて車で旅行に出かけた双葉は、途中でヒッチハイカ・・・ーの拓海を乗せてやる。そして双葉は、無目的に生きる拓海に、日本の最北端を目指すように目標を与えてやる。目が覚めた拓海が、安澄と鮎子に語る言葉。安澄は誇らしげ表情を浮かべ、鮎子はさみしそうな姿を見せる。 ・・・
セリフ・名言 18 湯を沸かすほどの熱い愛

双葉「だって私は・・・あなたを産んでない」

1:18:05頃 安澄と鮎子を連れて車で旅行に出かけた双葉は、高足ガニを食べた店・・・で働く女性が毎年カニを送ってくれる酒巻君江で、君江こそが安澄の実の母親であることを明かす。動揺する安澄に、双葉ははっきりと安澄が自分の子ではないと告げる。 ・・・
セリフ・名言 19 湯を沸かすほどの熱い愛

双葉「できるよ。できる!だって安澄は、お母ちゃんの子でしょ!」

1:20:05頃 安澄と鮎子を連れて車で旅行に出かけた双葉は、高足ガニを食べた店・・・で働く酒巻君江が安澄の実の母親であることを明かす。君江にあいさつに行かせようとする双葉だったが、動揺している安澄はいやがる。「お母ちゃんの子でしょ」と言われた安澄は、戸惑いながらも気持ちを落ち着かせる。 ・・・
セリフ・名言 20 湯を沸かすほどの熱い愛

安澄「母が、いつかきっと役に立つ時が来るから、勉強しときなさいって」

1:23:25頃 双葉は、自分が実の母親ではなく、酒巻君江が実の母であることを安・・・澄に話す。酒巻君江と2人で話をする安澄。ろうあ者の君江に、安澄は手話で話をする。安澄と君江の再会の時を考えて、双葉が安澄に手話を習わせていたことを知った君江は嗚咽する。 ・・・
セリフ・名言 21 湯を沸かすほどの熱い愛

双葉「きれいな人だったね。私よりずっと若くて、元気そうで・・・」

1:24:30頃 安澄の実の母親である酒巻君江と安澄を再会させた双葉は、2人が話・・・をする間を鮎子と水族館で過ごす。双葉が鮎子につぶやく言葉。双葉は君江よりも歳を重ねており、そして末期がんによって残された命はあとわずかしかなかった。 ・・・
セリフ・名言 22 湯を沸かすほどの熱い愛

双葉「疲れた・・・」

1:25:35頃 末期がんに冒されて余命がわずかとなった双葉は、蒸発していた夫一・・・浩を連れ戻して銭湯「幸の湯」を再開し、安澄に対してイジメに立ち向かう勇気を与える。そして、安澄を本当の母親である酒巻君江と会わせる。生きているうちにやらなければいけないことがあると考えていた双葉は、やり終えてどっと疲れが出る。そして、倒れて・・・
セリフ・名言 23 湯を沸かすほどの熱い愛

安澄「鮎子。泣かないの。今日から約束。お母ちゃんの前では、絶対悲しい顔をしないこと」

1:29:05頃 末期がんに冒されて余命がわずかとなった双葉は、病状が重くなりケ・・・アセンターに入院する。双葉を見舞ったあと、鮎子は涙を流す。そんな鮎子に安澄がかける言葉。安澄は、家族が悲しい顔をすることを双葉が望んでいないと知っていた。 ・・・
セリフ・名言 24 湯を沸かすほどの熱い愛

拓海「すごい人だな・・・ほんと・・・」

1:42:15頃 ヒッチハイカーとして、双葉たちと偶然に出会った拓海。人生の目的・・・を見いだせずにいた拓海に、双葉は「日本の最北端に行く」という目的を与える。目的を達成した拓海が双葉に報告にやって来る。そして、双葉が末期がんに冒されていることを知る。 ・・・
セリフ・名言 25 湯を沸かすほどの熱い愛

一浩「双葉ー!俺が、俺がこうやって、支えるから。全部・・・全部、任せろー!だから安心して、安心して・・・」

1:46:45頃 新婚旅行にエジプトのピラミッドに連れて行ってやると言いながらも・・・約束を果たせていなかった一浩。そんな一浩は、安澄たちの協力を得て、人間ピラミッドを作って病室の双葉に見せる。一番下の真ん中にいる一浩が、双葉を安心させようと叫ぶ言葉。 ・・・
セリフ・名言 26 湯を沸かすほどの熱い愛

双葉「死にたくないよ・・・。生きたい・・・生きたい・・・」

1:47:35頃 双葉は新婚旅行に「エジプトのピラミッドに連れて行ってやる」と言・・・っていた一浩に、約束が守られていないことをチクリと言っていた。そんな一浩は、安澄たちの協力を得て人間ピラミッドを双葉に見せる。これまで他人のことばかり考えてきた双葉だったが、初めて「生きたい」と嗚咽する姿を見せる。 ・・・
セリフ・名言 27 湯を沸かすほどの熱い愛

安澄「絶対、絶対、お母ちゃん、ひとりぼっちになんてしない。だから安心して。ありがとう。ありがとう。もう大丈夫だよ」

1:52:05頃 双葉の病状は重くなり、強い痛みを訴えるようになる。モルヒネを打・・・たれた双葉は意識の混濁した状況で横になっている。見舞いに来た安澄は、そんな双葉の様子に涙をこらえながら、双葉への感謝の言葉を語る。双葉の目にも涙が光る。 ・・・
セリフ・名言 28 湯を沸かすほどの熱い愛

滝本「ごめんな。ずっとウソついてて。やっとパパ、真由に本当のこと言えたわ」

1:54:50頃 依頼を受けたことがきっかけで双葉と知り合った探偵の滝本。亡くな・・・った双葉の葬儀の時、これまで「天国でママと会える」と話してきた娘の真由に本当のことを話す。滝本は双葉がきっかけで、娘にウソをついてきた重荷を降ろす。 ・・・
セリフ・名言 29 湯を沸かすほどの熱い愛

滝本「・たぶんそれって、その何倍もしてもらってるって思えてるからなんじゃないかなって」

1:58:45頃 双葉が亡くなる。葬儀のあとに出棺された棺桶に双葉の遺体は入って・・・いなかった。一浩はあることを考えており、探偵の滝本にも手伝ってもらう。一浩と滝本は、双葉について話をする。2人とも双葉から大きな影響を受けていた。 ・・・
セリフ・名言 30 湯を沸かすほどの熱い愛

鮎子「あったかいね、お姉ちゃん」 安澄「うん。すっごくあったかい」

2:00:45頃 双葉が亡くなる。だが双葉の遺体は火葬場に運ばれず、花で埋め尽く・・・された浴槽に浮かべられたあと、銭湯の風呂釜で焼かれる。そして双葉を燃やす熱で沸かされた風呂に、家族みんなで入る。銭湯の煙突からは、双葉が好きだった赤い色の煙が立ち上るのだった。 ・・・
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