ラッパー小林勝行 躁うつ病で隔離病棟生活 日常生活に復帰する退院後の姿追う 「寛解の連続」公開決定

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ラッパー小林勝行 躁うつ病で隔離病棟生活 日常生活に復帰する退院後の姿追う 「寛解の連続」公開決定

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 ラッパー小林勝行を追ったドキュメンタリー映画「寛解の連続」が、4月23日より劇場公開されることが決まった。

 小林勝行は、兵庫県神戸市出身のラッパー。2011年に発表したファースト・アルバム「神戸薔薇尻」で日本の地方都市に生きるアウトローの半生を生々しく描き、一部の批評家やリスナーから熱狂的な支持を集めた。その後、抱えていた躁うつ病の症状が悪化した為に活動を休止。医者から「一生完治することがない病い」と診断された小林は、隔離病棟での生活を余儀なくされた。

 「寛解の連続」は、退院後にラッパーとして復活するまでの一部始終を追った作品。隔離病棟での記憶、介護の仕事について、幼いころから信仰する宗教のことなどが語られる。そして、自室にこもり真剣に自らと向き合うリリックを書く姿、それを楽曲としてレコーディングする姿などが捉えられている。タイトルに含まれている「寛解」とは、病気の症状や徴候が一時的に軽快した状態や、見かけ上は消滅して正常な機能に戻った状態を指し、病とともに生き続ける小林の生の記録となっている。

 制作には6年の歳月がかけられ、今作が長編初監督作となる光永惇監督は、小林にカメラを向けるなかで、いつしか自身も神戸に居を移し、小林と生活を共にするようになったという。また、2017年に発表された小林のセカンド・アルバム「かっつん」の、メイキングドキュメンタリーともなっている。

 光永監督は、”この『寛解の連続』という映画の大きなテーマは「病」です。これ以上ないほど人間の、社会の「病」が可視化されている現在、主人公の小林勝行さんの言葉、音楽、生き方は、多くの人にとって考えさせられる部分があると思います。そしてそれは、これまでずっと「病」に苦しみつづけてきた人々のことを、力強く励ますものだと思っています。私はこの映画を、そんな「病」と共に生きる人々に捧げたいと思っています”とコメントしている。

寛解の連続
2021年4月23日(金)よりアップリンク渋谷にて公開
配給:ブライトホース・フィルム
©2019sardineheadpictures

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