9月16日よりスタートするアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2020」と、9月18日よりスタートする「なら国際映画祭(NIFF)2020」が、若手映像クリエイター支援の取り組みを共同で実施することを発表。SSFF & ASIAの代表である俳優の別所哲也とNIFFのエグゼクティブディレクターである映画作家の河瀨直美が共同声明を出した。
若手映像クリエイター支援の取り組みとしては、詩と音楽、映像を一つに融合するプロジェクト「CINEMA FIGHTERS project」の第3弾作品(昨年発表)をNIFFで上映するほか、SSFF & ASIAから提供された10代に推奨するショートフィルムをNIFFの短編部門で上映する。
共同声明では、「ユースシネマプロジェクトを通じて未来に希望を感じる瞬間をお届けします。私たちの宝物は今、正に目の前で躍動する彼らそのものなのだと確信するのです。」と、若手映像クリエイターに対する熱い思いを語っている。
■共同声明全文
芸術が人々の心に灯す光に私達は希望を感じます。
映画も音楽も観たり聴いたりしたことのない人なんていない。コロナ禍において人は「分断」を余儀なくされ、これらの映画体験を試行錯誤せざるを得なくなりました。それでも様々な工夫の上に「祭」を開催すると決めた時、何かがパッと色めきだち、やがて訪れる出逢いに胸が高鳴る想いがしました。
実際に会場を訪れる方、オンラインで映画を視聴する方、それぞれの国で自分達にしか創れない作品の数々と出逢っていただく喜び。
映画を観て、この時代、共に生きる歓びを分かち合う。
私達はコロナ禍の今こそ、映画祭を開催します!
世界と繋がり、世界に発信します!
なにより、ユースシネマプロジェクトを通じて未来に希望を感じる瞬間をお届けします。私たちの宝物は今、正に目の前で躍動する彼らそのものなのだと確信するのです。
私達は、ユース審査員部門を共同で手掛け、忘れられない映画体験をお届けします。
そして、未来へのニューボーダレスを皆さんと一緒に探究します!