ローリング・ストーンズのミューズ アニタ・パレンバーグを追ったドキュメンタリー映画公開決定

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ローリング・ストーンズのミューズ アニタ・パレンバーグを追ったドキュメンタリー映画公開決定

 第76回カンヌ国際映画祭のクラシック部門で上映された、ローリング・ストーンズのミューズとして知られるアニタ・パレンバーグのドキュメンタリー映画「アニタ 反逆の女神」が、2025年10月25日より劇場公開されることが決まった。

 ローリング・ストーンズのミューズであり共作者、女優、モデル、ボヘミアン・ロック・シックを生み出したファッションアイコン、そして愛情深い母親でもあったアニタ・パレンバーグ。1960年代から70年代の文化や風俗に多大な影響を与えた彼女の、波乱に満ちた人生を描き出す。彼女は1965年ストーンズの公演を見に行き、リーダーのブライアン・ジョーンズと恋に落ちる。横恋慕するキース・リチャーズ、映画で共演したミック・ジャガーも彼女のとりこになる。ブライアンの死後、キースとの間に三児をもうけるが末っ子を生後10カ月で亡くす。ドラッグの問題もあり逃げるように引っ越しを繰り返すファミリーには、さらなる決定的な悲劇が待っていた。しかし、嵐の渦巻く地獄からアニタは不死鳥のごとくよみがえる。

 本人の死後に発見された未発表の回顧録の言葉(声:スカーレット・ヨハンソン)を用いながら、息子マーロン、娘アンジェラ、そして彼らの父キース・リチャーズが、愛おしくも痛切な家族の秘話を語る。先ごろ亡くなった、ミックの恋人でありアニタと親友でもあったマリアンヌ・フェイスフル、アニタを崇拝するケイト・モスらが、アニタの影響力の大きさを語る。

 他にも、映画監督のフォルカー・シュレンドルフ、画家のバルティスの息子スタニスラス・クロソウスキー・ド・ローラ、ローリング・ストーンズのメンバーであるブライアン・ジョーンズとミック・ジャガー、俳優、作家、政治活動家などさまざまな顔を持つジェーン・フォンダ、ビート・ジェネレーションの象徴的人物で、詩人、作家、政治活動家のアレン・ギンズバーグ、アメリカを代表する現代美術家ジャスパー・ジョーンズ、1960年代のポップアートの旗手だったアンディ・ウォーホルなど、アニタの幅広い交友関係を示す人物たちが登場する。

【作品情報】
アニタ 反逆の女神
2025年10月25日(土) 新宿K’s cinema、アップリンク吉祥寺他にて順次公開
©2023 Brown Bag Productions, LLC

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