映画「まともじゃないのは君も一緒」　タイトル候補は約160個　毎日5個ぐらいのタイトル案

2021年03月26日 12:38

　成田凌と清原果耶のダブル主演映画「まともじゃないのは君も一緒」（劇場公開中）の前田弘二監督と脚本を担当した高田亮氏がゲスト出演したオンライントークイベントが、25日に配信サイト「共感シアター」で開催された。

　前田監督と高田氏は、無事に劇場公開されたことへの感謝を述べ、一般客や業界関係者からの高評価を聞いて喜ぶ姿を見せた。そして話題は、本作の特徴である大野（成田凌）と香住（清原果耶）の噛み合わない会話の応酬に。脚本について前田監督は「永遠噛み合わないセリフで最後までいききってみましょう。そういう映画があったら見たいですよね。というノリで始まりました（笑）」とコンセプトを説明。実際に脚本を書いた高田氏は「言うのは簡単だが、それは至難の業で…（笑）」と苦労があった様子を見せた。

　話題は成田凌と清原果耶のキャスティングや演技などになり、さらに2人が選ぶ「まともじゃないシーン」についてのトークに。清原果耶が新橋の酔っぱらいを観察して演技に反映させたことなど、裏話も交えて語られた。

　イベント後半では、「まともじゃないのは君も一緒」のタイトルに決まった経緯について視聴者から質問があり、前田監督が約160個のタイトル案があったことが明かし、高田氏は「毎日5個ぐらいタイトル案が送られてきていて、全然止まらなかった（笑）」と思い返していた。ボツになったタイトル案には「婚前教育」「グリーンホーン」などがあったという。

　最後に「是非、劇場で見てください。初めての体験で緊張したが（番組出演は）楽しかった」（前田監督）、「前田監督と同じです（笑）まだふわふわしています（笑）」（高田氏）と感想を述べ、大盛況の中でイベントは終了した。

　イベントの映像は、エイベックス・ピクチャーズの公式YouTubeチャンネルで見られる。