2024年10月11日より全国公開される、「健さん」「エリカ38」の日比遊一監督最新作「はじまりの日」から、<男>(中村耕一)と<女>(遥海)、<女>の母親(高岡早紀)による歌唱シーンの、本編映像が公開された。
映像は、<男>と<女>が住む古びたアパートの、カラフルに彩られたファンタジーな世界観の中で繰り広げられる。アパートの2階からギターを奏でて静かに歌い始める<男>ととともに、その姿をかたわらで見つめる<女>も歌い始める。これまでの人生やお互いの出会いから、新たな人生への“はじまり”を予感させる歌詞の歌。2人を祝福するように華やかな衣装を身にまとったダンサーや<女>の母親(高岡早紀)も登場し、<女>の母親も美しい歌声を披露する。
「はじまりの日」は、フィルム撮影にこだわった叙情的な映像と魂の歌声で描き出す”大人のための音楽ファンタジー”。かつてロックスターとして一世を風靡(ふうび)した「男」(中村耕一)は、ある事件がきっかけで音楽を封印し、ビルの清掃会社で働きながら質素に暮らしている。ある日、公園で口ずさむ女の歌声に大きく心を揺さぶられる男。それをきっかけに男の日々は、ゆっくりと動き出す。男は、女の才能を確信し、昔の同僚である音楽プロデューサーの矢吹にその歌を聞くよう頭を下げる。女は次第にチャンスをつかんでいき、男もまた自分の歌が他人の心に灯をともすことに気づかされる出来事が起こる。
主演を務めるのは元JAYWALKのボーカリストとして、「何も言えなくて・・・夏」で日本レコード大賞を受賞したロックスター・中村耕一。2020年にメジャーデビューしたシンガーの遥海がヒロインを演じる。
一足先に本作を鑑賞した著名人によるコメントも公開された。コメントは以下の通り。
【コメント】
■パブロ・ベルヘル(映画監督 / 脚本家「ブランカニエベス」、「ロボット・ドリームズ」)
中村耕一の圧巻の演技、そして遥海の心に響く歌声。『パーフェクト・デイズ』や『はじまりのうた』を彷彿させる、心温まる感動的なミュージカルファンタジー!
■ジュリアン・ファーブル(映画プロデューサー「アルカディア」、「ガールズ・ギャング・ストーリー」)
一見融合しない異なるジャンルが見事に調和した驚異的な作品だ。ミニマリストでありながら壮大、
社会的リアリズムに満ちつつも幻想的、軽やかでありながらも深い感動を与えてくれる。まさに名作だ。
■ロビン・ランバリア(マーファ映画祭創設者)
こんなおとぎ話は観たことがありません。日比監督の独特な世界観と才能。
主演の二人はデビュー作とは思えないほど見事でした。中村の演技は特に美しく心に響きます。
昨今、暗く重い映画が多い中で、『はじまりの日』は希望の光として、心温まる作品です。
■今井了介(音楽プロデューサー・起業家)
裏方稼業ながら音楽業界に30年もしがみついている私ですが、これくらい長くこのお仕事を続けていると、
様々な理由で「大好きな音楽を続ける」というシンプルな願いを叶えることが如何に難しいかを感じる機会が多くありました。
主人公の「男」の数少ない台詞に歌や音楽への執着・人生の悲哀が透けて見える気がしてとても魅き込まれてしまいました。
■笠井信輔(フリーアナウンサー)
素晴らしかったです
特にミュージカルスコアがすごかった!
純日本風な静かな物語の展開の中で、歌が始まると、途端にハリウッド・ミュージカルか!ブロードウェイ・ミュージカルか!といった、非常にクオリティーの高い音楽の世界が広がっていく
度肝を抜かれました。
■May J. (歌手)
歌手を夢見ていた自分自身の幼少時代を思い出し、涙がこぼれました。
ミュージカルでも活躍中の遥海ちゃんの伸びやかでパワフルな歌声は圧巻。
心の叫びがひしひしと伝わってくる中村耕一さんの歌声とのケミストリーも素晴らしかったです。
今まで観たことのない、和洋が融合されたシンデレラサクセスストーリー。
■小倉智昭
『はじまりの日』は新しいミュージカルとして楽しんだ。
中村耕一の歌はexJAYWALKのボーカリストとして歌唱力は誰もが知るところだが、遥海の歌には圧倒される。
二人の歌声を聴くだけで満足できる映画。そして忘れてならないのはMayu Wakisaka の楽曲の素晴らしさだ。
映画は至極の音楽ファンタジーに仕上がっているが、随所に見所のある作品を楽しんでほしい。
【作品情報】
はじまりの日
2024年10月11日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー(10月5日(土)ミッドランドスクエア シネマ名古屋 先行)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©︎ジジックス・スタジオ