映画「お終活」主題歌に財津和夫「切手のないおくりもの」 「青春の影」「心の旅」も劇中で使用

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映画「お終活」主題歌に財津和夫「切手のないおくりもの」 「青春の影」「心の旅」も劇中で使用

 熟年離婚寸前の夫婦と家族の騒動をコミカルに描いた映画「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」の主題歌が、デビュー50年目の財津和夫がセルフカバーした「切手のないおくりもの」となることが明らかになった。他にも本作では、挿入歌に「青春の影」が使われ、「虹とスニーカーの頃」「心の旅」の2曲もコーラスグループが練習するシーン使用されており、財津の曲を多く使われている。

 あわせて公開された予告編は、妻である千賀子(高畑淳子)が「わたしはあなたの家政婦じゃないのよ!」と夫・真一(橋爪功)に叫ぶ姿とともに始まる。その後、葬儀社の菅野(水野勝)に誘われて終活セミナーに参加した千賀子が、その気になっていく姿などが描かれている。他にも、2人の娘・亜矢(剛力彩芽)と菅野の上司の桃井(松下由樹)の姿、千賀子のコーラス仲間(藤吉久美子、大島さと子、増子倭文江)、真一の麻雀仲間(大和田伸也、石丸謙二郎、金田明夫)の姿も映し出される。また、主題歌「切手のないおくりもの」も聞くことができる。

主題歌を担当した財津は、「人生残り少ないのに可笑しい、可笑しいのに切ない、切ないのになぜか元気になる。この映画はこんな風に漂ってエンドマーク。観終わった自分が微笑んでいるのに気付いた。人生の終点では深い寂しさに襲われると予感していたが、そうでもないのかもしれない、と元気になった。きっと登場人物が私と同世代だったせいだ。いろんなシーンで共感、同情して私は元気になった。やっぱり人のそばには誰かがいなきゃ。「孤独でないこと」のもうひとつの意味は「人生を終えられること」でもあると思わされた。大和田伸也の男女異質論も沁みた」とコメントしている。

 「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」は、熟年離婚寸前の真一(橋爪功)と千賀子(高畑淳子)の大原夫妻が、葬儀社に転職したばかりの菅野(水野勝)との交流などで変化していく姿を描いた作品。仕事や子育てが一段落した世代が自分の人生をどう豊かに生きていくかを、明るくコミカルに描いている。真一と千賀子の娘・亜矢役を剛力彩芽、菅野の上司で一級葬祭ディレクターの桃井役を松下由樹が務める。

映画「お終活」主題歌に財津和夫「切手のないおくりもの」 「青春の影」「心の旅」も劇中で使用

【作品情報】
お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方
2021年5月21日(金) 全国ロードショー
配給:イオンエンターテイメント
(C) 2021「お終活」製作委員会

  • 作品

お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方

公開年 2021年
製作国 日本
監督  香月秀之
出演  水野勝、剛力彩芽、松下由樹、高畑淳子、橋爪功、藤吉久美子、大島さと子
作品一覧