殺人鬼が壁に描く巨大スマイルマーク油絵 演じるFukase自ら手がける 「キャラクター」場面写真」公開

映画スクエア

殺人鬼が壁に描く巨大スマイルマーク油絵 演じるFukase自ら手がける 「キャラクター」場面写真」公開

 菅田将暉が主演し、Fukase(SEKAI NO OWARI)が殺人鬼役として俳優デビューする映画「キャラクター」の劇場公開からシーン画像が公開され、Fukase自らが描いた巨大絵画が披露された。

 公開されたシーン画像では、Fukase演じる殺人鬼・両角(もろずみ)が自室で漫画雑誌を手に取る姿が描かれている。その背後には、赤をベースに4つの巨大なスマイルマークの巨大油絵が描かれた壁面が映し出されている。

 巨大油絵を手掛けたのはFukase本人。油絵を制作する予定はなかったが、Fukaseが役作りの一環で描いた小さな油絵を見た永井聡監督が気に入り、劇中で使用する事をFukaseに提案。喜んだFukaseだったが、2メートル四方で描き直してほしいと言われ、「でかすぎだろ」と思わず突っ込んでしまったという。また、Fukaseが絵の具まみれのジャージで壁面に絵を描く様子にインスピレーションを受けた永井聡監督は、ほぼそのまま劇中衣装のイメージに採用し、両角が絵を描くという設定も加わった。

 Fukaseは巨大絵画について、「両角というキャラクターになって描いたので、理屈があるわけでもなく、降りてきたという感覚で描いた」と話す。また「描くならこれだ!と決まっていて、迷わず色を重ねていきました。両角が持っている凶悪さ、気持ち悪さ、不気味さと、そして少しだけある人懐っこい雰囲気が表現できたと感じています」と、自ら手掛けた絵画への思いを語っている。

 「キャラクター」は、殺人犯を目撃した売れない漫画家を主人公とした作品。漫画家は殺人犯をモデルにしたキャラクターの漫画を描いて大ヒットとなるが、漫画で描かれる殺人を模したような殺人事件が発生し・・・という物語の作品。菅田将暉が主演し、Fukase(SEKAI NO OWARI)が殺人鬼役として俳優デビューする。さらに、小栗旬、中村獅童、高畑充希が出演している。漫画家・浦沢直樹作品を数多く手掛けてきたストーリー共同制作者の長崎尚志が原案・脚本を務め、「恋は雨上がりのように」などの永井聡がメガホンを取る。 

【Fukaseコメント全文】
僕は油絵を素手で描きます。そして、絵を描くときには「お気に入りの服」を着ると決めていて、最後にはその服ごと作品にしようと思うぐらいに着倒しています。描いている時は集中力を切らさないよう、着ている服で手を拭くのでどんどん絵の具が服についていく……そんなジャージを見た監督が「これ、いいね」と言ってくださって、劇中でもその服をイメージした衣装を着ることになりました。

殺人鬼の衝動を理解するために描いた小さな絵が始まりです。その絵を監督に見せたところ、「映画で使おう」と提案されて、喜んでいたら「2メートル×2メートルで描き直して」と言われ……それは、でかすぎだろって思いました(笑)。両角というキャラクターになって描いたので、理屈があるわけでもなく、降りてきたという感覚です。描くならこれだ!と決まっていて、迷わず色を重ねていきました。両角が持っている凶悪さ、気持ち悪さ、不気味さと、そして少しだけある人懐っこい雰囲気が表現できたと感じています。

【作品情報】
キャラクター
2021年6月11日公開
配給:東宝
©2021映画「キャラクター」製作委員会

  • 作品

キャラクター

公開年 2021年
製作国 日本
監督  永井聡
出演  菅田将暉、Fukase、高畑充希、中村獅童、小栗旬
作品一覧