演技未経験のトランスジェンダー当事者をオーディションで主演に抜擢した短編映画「息子と呼ぶ日まで」が、2024年11月1日より上映されることが決まった。
「息子と呼ぶ日まで」は、カミングアウトをきっかけに田舎に住む父親と疎遠になった、不動産屋で働くトランスジェンダー男性の翔太の人生を映し出したヒューマンドラマ。社会で生きていく中で感じる偏見と違和感に悩み、家族との関係の中で葛藤を抱えながらも、パートナーの絵美とともに自分らしい生き方を見つけていく姿を描いている。
主人公の翔太を演じるのは合田貴将。2023年夏に開催された、トランスジェンダーの当事者を対象にしたオーディションで、演技未経験ながら主演に抜擢された。升毅が主人公・翔太の父親役を演じる。監督は、主人公のセクシャリティーの移り変わりを描いた前作「手のひらのパズル」が国内外15の映画祭で上映された黒川鮎美が務めている。
本作は、池袋シネマ・ロサにて11月1日から11月14日までの2週間限定で開催される「Diversity CINEMA WEEK」内で上映される。ダイバーシティ(多様性)をテーマに、さまざまな短編映画9作品を集めて上映するイベントで、他の8作品は追って発表される。会期中には、本作を毎日上映するほか、複数作品の上映やトークイベントを日替わりで楽しめる内容となる。
【作品情報】
息子と呼ぶ日まで
2024年11月1日(金)より池袋シネマ・ロサにて開催の“Diversity CINEMA WEEK”にて2週間上映
配給:株式会社BAMIRI
© 息子と呼ぶ日まで製作実行委員会