医療詐欺にあった末期がんのジグソウ 命の尊さを説く死のゲームがスタート 「ソウX」予告

映画スクエア

 2024年10月18日より劇場公開される、「ソウ」シリーズ最新作「ソウX」の、予告編が公開された。

 予告編は、末期がんを患ったジグソウことジョン・クレイマー(トビン・ベル)が医師から余命わずかと宣告されるシーンから始まる。間近に迫る死に絶望するクレイマーだったが、患者セラピーで出会った男から、非認可の医療施設の紹介を受ける。その施設で完治したという男の言葉を信じ、メキシコに飛んだクレイマーは、そこで主治医の女性らに出迎えられて実験的治療を受けることになる。「新しい人生の始まりよ」と医師から希望を抱かせる言葉をささやかれ、無事に手術も成功したかに思えたが、再検査の結果には一切の改善が見られない。

 「あなたはダマされたんです」と非情な通告を受けるクレイマーは、あわてて施設を再訪するものの、そこはすでにもぬけの殻になっていた。まさかの事態にはじめこそ動揺を見せたクレイマーだったが、ジグソウの顔が再び目を覚まし、“命の尊さを学ぶ”新たなゲームの開催を決意。主犯格の男女4人を拉致したジグソウは、恐怖の殺人マシーンに拘束し、おなじみの「ゲームを始めよう」のセリフとともに、次々と究極の選択を迫っていく。

 「君たちは約束した。死にかけている者に!」と声を荒らげるジグソウ。そして眼球を吸い出すかのように目につながれたチューブ、首元に迫る電動糸ノコギリ、熱線を内側に仕込んだデスマスクなど、狂気の殺人マシーンに泣き叫ぶ参加者たちの姿が映し出される。さらには、ジグソウの後継者候補の1人としてシリーズに登場したアマンダや、彼女が扮する不気味な豚のマスク姿のピッグ、かん高い笑い声が恐怖を誘うビリー人形など、シリーズではおなじみの姿も見られる。

 「ソウX」は、「ソウ」と「ソウ2」の間を舞台に、”ジグソウ”の知られざるゲームを描いた作品。末期がんで余命わずかと宣告されたジョン・クレイマーは、わらにもすがる思いで危険な実験的治療を受けるべく、メキシコに向かう。だが、実はその治療が卑劣な詐欺だと知った彼は、自分をだました詐欺師やインチキ治療に加担する医師たちに、死のゲームを仕掛けていく。

 「ソウ」シリーズは、猟奇殺人鬼“ジグソウ”が、命を粗末にする者に生死を賭けたゲームを行わせるサイコスリラー映画。ジェームズ・ワン監督が、2004年の第1作を手がけた。謎の人物”ジグソウ”が仕掛ける戦慄のゲームや、予想がつかないストーリー展開から、数多くのシリーズのファンを生み出した。

 監督は、「ソウ」シリーズの編集者として1作目から参加し、「ソウ6」「ソウ ザ・ファイナル 3D」でメガホンをとったケヴィン・グルタート。製作総指揮には、「ソウ」のほか、「死霊館」シリーズや「M3GAN ミーガン」「ワイルド・スピード SKY MISSION」などを手掛けてきたジェームズ・ワン、「ソウ」シリーズやインシディアス」シリーズのリー・ワネルが名を連ねている。キャストには、ジグソウことジョン・クレイマー役のトビン・ベル、アマンダ役ショウニー・スミスが再登板している。

医療詐欺にあった末期がんのジグソウ 命の尊さを説く死のゲームがスタート 「ソウX」予告

【作品情報】
ソウX
2024年10月18日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
配給:リージェンツ
©2024 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved.

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