2024年9月6日より劇場公開される、乃木坂太郎原作の同名コミックの実写映画化作「夏目アラタの結婚」から、黒島結菜演じる死刑囚・品川真珠の姿を捉えた場面写真と、スペシャルPVが公開された。
場面写真では、アクリル越しでも恐怖を感じさせるような迫りくる姿、不安を感じているかのようなうつろな目、かわいく首をかしげるしぐさ、そして不気味にほほ笑む表情といった、品川真珠のさまざまな姿が収められている。
スペシャルPVは、太った醜いピエロという衝撃的な姿から通称=品川ピエロと呼ばれ、連続殺人犯として日本を揺るがしていた品川真珠が逮捕されるシーンから始まる。しかし、事件で消えた遺体を探すために面会室を訪れた夏目アラタの前に現れたのは、想像していたのとは真逆の、かれんな印象を与える真珠の姿だった。その姿に衝撃を覚えながらも、彼女の気をひくために「俺と結婚しようぜ」と、とっさの判断で衝動的にプロポーズをするアラタ。ここから二人の命懸けの駆け引きが始まる。
プロポーズを受けて「僕と一緒に暮らせる?」と不気味な笑みを浮かべたり、「好きだよ、アラタ」と面会室のアクリル越しにキスを送ったりする真珠だが、一方でアラタに対して疑惑を抱くと、「僕をだましたの?」とその表情が一変。涙を流しながらアラタに迫る表情や、自らの両目を指でつり上げる姿、さらには「約束だよ」「絶対離れないから」と包丁を片手に迫るシーン、そして「誰かを殺したいなら、ちゃんと手伝うし」と笑顔で語るといった、目まぐるしく変わっていく表情が底知れぬ狂気を感じさせる映像となっている。
品川真珠を演じた黒島結菜は、原作でも印象的な“ガタガタの歯並び”をマウスピースで再現。歯の表現について黒島は、「最初はマウスピースにするかCGにするのか、色々な話があったりはしたんです。でも結果マウスピースになって、やっぱり付けていると話しづらさはありましたが、普通の滑舌とは違う感じになったことによって歯がボロボロであるというリアルさが出て、苦労はありましたけど、そういうところから真珠という役を作っていけたところは凄くありがたかったですし、良かったなと思いました」と、苦労の中で完成した真珠のキャラクターを振り返っている。
「夏目アラタの結婚」は、連続殺人犯の死刑囚にプロポーズすることから始まる獄中サスペンス。“品川ピエロ”の異名で知られ、日本中を震撼させた連続バラバラ殺人事件の犯人・品川真珠。死刑囚として収監されている22歳の真珠のもとを訪れた、元ヤンキーで児童相談所の職員である夏目アラタは、真珠に“獄中結婚”を突如申し出る。
日本中を震撼させた連続殺人事件の遺族から相談を受け、死刑囚に会いに行く元ヤンキーで児童相談所の職員である主人公の夏目アラタを演じるのは柳楽優弥。事件の真相を探るために真珠に結婚を申し込むも、彼女に翻弄され続けるアラタを演じる。物語の鍵を握る“品川ピエロ”の異名をもつ連続殺人犯にして死刑囚の品川真珠役には黒島結菜。さわやかなイメージからは遠いキャラクターで、新境地に挑む。真珠の大きな特徴である笑う時に見える“ガタガタの歯並び”を、スタッフとともに5カ月をかけて再現したという。監督を、「十二人の死にたい子どもたち」などの堤幸彦が務める。
【作品情報】
夏目アラタの結婚
2024年9月6日(金)全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
©乃木坂太郎/小学館 ©2024映画「夏目アラタの結婚」製作委員会