「目の前にいるデート相手を殺せ」　至近距離に潜む謎の犯人からの指示　「DROP／ドロップ」公開決定

2025年05月23日 23:43

　「ハッピー・デス・デイ」「ザ・スイッチ」のクリストファー・ランドン監督によるシチュエーション・サスペンス映画「DROP／ドロップ」が、2025年7月11日より劇場公開されることが決まった。

　「DROP／ドロップ」は、シングルマザーが絶体絶命のシチュエーションに追い込まれるサスペンス映画。バイオレットは、幼い息子を育てるシングルマザー。夫の死を乗り越えていない彼女は、ためらいながらもマッチングアプリで知り合った男性とのディナー・デートを承認する。最上階にあるレストランで席に着くと、突然スマホに見知らぬ誰かからDROPメッセージが届く。送られてきたのは、息子の命と引き換えに、「目の前のデート相手を殺せ」の指示だった。犯人は半径15メートル以内の、このレストランにいる誰かだった。

　本作の着想は、プロデューサーのキャメロン・フラーによる“実体験”に基づいているという。フラーは、旅行先のレストランで食事をしていた際、突如としてスマホに奇妙なDROP通知が届いたことを明かしており、「美しいレストランでディナーを楽しんでいたら、突然誰かからDROPが届き始めて…。最初は気にも留めなかったけれど、食事が進むにつれてその内容がどんどん怖くなっていって……」と、当時の驚きと不安を振り返っている。

　主演を務めるのは、テレビシリーズ「ホワイト・ロータス／諸事情だらけのリゾートホテルシーズン2」で、エミー賞助演女優賞にノミネートされたメーガン・フェイヒー。虐待の被害者を専門にカウンセリングを行う心理学者で、夫を亡くし幼い息子を育てるシングルマザーのバイオレット役を演じる。バイオレットのデート相手・ヘンリー役には、「ふたりで終わらせる／IT ENDS WITH US」のブランドン・スクレナーが務める。