永野芽郁が歯磨き 窪田正孝が歯磨きセット渡す 「マイ・ブロークン・マリコ」映画オリジナルシーン場面写真

映画スクエア

永野芽郁が歯磨き 窪田正孝が歯磨きセット渡す 「マイ・ブロークン・マリコ」映画オリジナルシーン場面写真

 劇場公開中の、タナダユキ監督、永野芽郁主演による、平庫ワカの同名コミックの映画化作「マイ・ブロークン・マリコ」から、新たな場面写真が公開された。シイノ(永野芽郁)とマキオ(窪田正孝)がコミカルな会話を交わす、漁港のシーンが切り取られている。

 親友だったマリコの遺骨を抱いて主人公のシイノが向かった先は、マリコが生前に行きたがっていた“まりがおか岬”。その道中でひったくりにかばんを盗まれ憤るシイノの前に現れたのは、マキオだった。彼の助けを借り、漁港でひとり夜を明かしたシイノ。朝になるとシイノの前に再びふらっと現れたマキオは、歯磨きセットをシイノに差し出し、「僕、歯磨き好きなんですよ」と口にするのだった。

 漁港のシーンは、原作にはない映画オリジナルのシーン。今作で脚本を担当した向井康介とタナダ監督が試行錯誤したのは、映画のオリジナル要素をどう入れるかという点だった。完成度の高い短編原作を長編映画として描くに当たって、内容を膨らませる必要があったという。タナダ監督は、マキオという人物がどんな風に気分転換するだろうと考えて「歯磨き」を思いつき、お酒を飲んでタバコを吸い、ひと晩を野宿したシイノがすっきりした気分で岬へ向かうためにも必要なシーンだったと語っている。

永野芽郁が歯磨き 窪田正孝が歯磨きセット渡す 「マイ・ブロークン・マリコ」映画オリジナルシーン場面写真

永野芽郁が歯磨き 窪田正孝が歯磨きセット渡す 「マイ・ブロークン・マリコ」映画オリジナルシーン場面写真

 「マイ・ブロークン・マリコ」は、2019年に無料WEBコミック誌「COMIC BRIDGE」で連載された平庫ワカの作品を原作とした映画。原作は毎話SNSでトレンド入りし、メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞するなど、大きな反響を呼んだ。主人公・シイノトモヨを演じるのは、「地獄の花園」「キネマの神様」「そして、バトンは渡された」の永野芽郁。マリコを奈緒が演じるほか、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊が出演する。日本映画監督協会新人賞を受賞した「百万円と苦虫女」のほか、「ロマンスドール」「浜の朝日と嘘つきどもと」などのタナダユキがメガホンをとる。

【作品情報】
マイ・ブロークン・マリコ
公開中
配給:ハピネットファントム・スタジオ/KADOKAWA
(C)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会

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