クエンティン・タランティーノが好きなオーストラリア映画のナンバーワンに選び、1982年のサターン賞・最優秀外国映画賞にノミネートされたにもかかわらず、日本では未公開だった映画「ロードゲーム」が、2025年10月31日より劇場公開されることが決まった。
「ロードゲーム」は、“オーストラリアのヒッチコック”とも称されたリチャード・フランクリン監督作品。冷凍豚肉を積んで長距離トラックを運転するクイッドは、ある日ヒッチハイカーの女性を乗せた緑色のバンを目撃する。その女性がバラバラ殺人事件の被害者として発見されたことから、クイッドは犯人が緑色のバンの運転手だと確信する。しかし、 警察はクイッドの話を信じず、逆に彼が犯人ではないかと疑い始める。自ら事件の真相を追及していく中で、彼はさまざまな危険に巻き込まれていく。
監督は、サイキック・ホラー「パトリック」でアボリアッツ・ファンタスティック映画祭グランプリに輝いたリチャード・フランクリン。敬愛するアルフレッド・ヒッチコック監督の名作「裏窓」にオマージュをささげ、オーストラリアの広大な土地を舞台にしてつくりあげたサスペンス・ロードムービーとなっている。
野犬ディンゴをお供に、ぶつぶつと独り言をしゃべり続ける空想癖のあるトラック運転手クイッドを演じるのは、「ドク・ホリディ」「ロング・ライダーズ」「エスケープ・フロム・L.A.」などのステイシー・キーチ。クイッドのトラックに乗り込むヒッチハイカーのパメラ役を、当時「ハロウィン」「ザ・フォッグ」などのホラー映画で、”絶叫の女王”として確固たる地位を築いていたジェイミー・リー・カーティスが務めている。
【作品情報】
ロードゲーム
2025年10月31日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次
配給:フリークスムービー
©1981 QUEST FILMS PTY.. LTD.