マーゴット・ロビーが主演とプロデューサーを務めるラブストーリー「嵐が丘」の劇場公開日が、2026年2月27日に決まり、本予告が公開された。
本予告では、イギリス・ヨークシャーの広大な大地を背景に、身分の違いを越え、幼少期より心惹かれあうキャサリンとヒースクリフが描かれる。“無邪気”にほほえみ合い、大人の階段を上るにつれて、「もしお金持ちになったら何したい?」と希望にあふれた未来を語り合う2人。キャサリンの元を一時去ったヒースクリフが、“大人の男”として容姿を整え、あたかも王子様のように再び登場する印象的なシーン。ますます惹かれあい、愛を深めていく2人と、それを止めようとする周りの人間たち。そして本予告は、「キスしよう。2人の運命がどうなろうとも」のセリフで終わる。
チャーリーXCXによる楽曲「Chains of Love」も、本予告で使用されている。音楽として本作に参加したチャーリーXCXは、「脚本を読んで、すぐにインスピレーションが湧いてきて、この世界観に寄り添う楽曲を1曲ではなく、複数作り始めたの。前作のアルバム制作で深く潜っていたところだったから、まったく新しい、真逆の世界へ飛び込めることにワクワクしたわ。『Wuthering Heights』と聞いて思い浮かぶのは、情熱と痛み、イングランド、荒野、泥と寒さ、そして執念と強さだった。」と、制作背景を明かしている。
「嵐が丘」は、エミリー・ブロンテの唯一の作品となった同名ベストセラー小説を映画化した作品。物語の舞台は、イギリス北部のヨークシャー。荒涼とした嵐が丘にある屋敷に住むアーンショウ家の美しい令嬢キャサリン(マーゴット・ロビー)と、屋敷に引き取られた孤児ヒースクリフ(ジェイコブ・エロルディ)を描く。身分の違うふたりは、互いを求め激しく惹かれ愛し合う。だが永遠を誓った愛は、やがてすべてを破壊する狂気の復讐へと変貌をとげ、多くの悲劇を巻き起こすことになる。
今日に至るまで多くの国で翻訳出版された原作には、数多くの舞台化作、映画化作がある。映画作品としては、アカデミー賞の8部門にノミネートされた1939年公開の監督ウィリアム・ワイラー、主演ローレンス・オリビエ版、1992年公開作の監督ピーター・コズミンスキー、出演ジュリエット・ビノシュ、レイフ・ファインズ版がある。また日本では、監督・吉田喜重、出演・松田優作の映画化作が、1988年に公開されている。
プロデューサーのマーゴット・ロビーが、監督・脚本を託したのはエメラルド・フェネル。監督デビュー作「プロミシング・ヤング・ウーマン」で、性被害というテーマをスタイリッシュかつブラックユーモアを交えて描き、イギリス人女性監督として史上初となるアカデミー賞脚本賞を受賞した。

【作品情報】
嵐が丘
2026年2月27日(金)全国ロードショー
配給:東和ピクチャーズ・東宝
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