「ブレスレス」 ムチの音、子供の声、EDM 、ボンテージ、”犬はズボンをはかない” 極限の愛を感じる予告編公開

映画スクエア

 

「ブレスレス」 ムチの音、子供の声、EDM 、ボンテージ、”犬はズボンをはかない” 極限の愛を感じる予告編公開

 

 生と死の狭間で生きる 2 人の極限の愛を描くフィンランド映画「ブレスレス」(12月11日公開)の、予告編が公開された。
 

 公開された予告編では、怪しげなネオンに誘われるようにSMクラブに足を踏み⼊れる主人公・ユハと部屋の主であるドミナトリクス(女性の支配者)のモナとの出会い、首を締められることで生前の妻の幻影を見るユハ、”普通”の世界では生きられないと自覚しているモナが描かれる。さらに、“生”の実感を求めるようにモナとのプレイにのめり込んでいくユハだったが、時としてそれは死と隣り合わせな危険な行為なることが映し出される。ムチの音、子供の声、EDM 、ボンテージに身を包んだ“絶対的女王様”モナの「犬はズボンをはかない」「聞き分けの悪い犬ね」といったセリフも印象的な予告編となっている。

 


 

 「ブレスレス」は、不慮の事故により突然妻を失い、妻を救えなかった自責の念から10数年に渡って無気力に過ごす外科医のユハが、迷い込んだSMクラブでボンテージ姿のモナに首を絞められて酸欠になったことで、死の直前の妻の姿を見る。ユハはモナの元に通い、2人のプレイは激しさを増していく・・・というストーリーの作品。2019年のカンヌ国際映画祭監督週間で上映され、2020年ユッシ賞(フィンランド・アカデミー賞) で6部門を受賞した。
 

 監督を務めるのは、前作「2人だけの世界」(2014)が多くの映画祭で上映され、フィンランド・アカデミー賞(ユッシ賞)で作品賞・監督賞を含む4部門を受賞した、北欧を代表する気鋭の監督であるユッカペッカ・ヴァルケアパー。 主演のユハを演じているのは、ゲイアートの先駆者でフィンランドの国民的芸術家の半生を描いた「トム・オブ・フィンランド」でトムを演じたペッカ・ストラング。ユハとともに危険な愛の領域へと足を踏み入れるモナは、クリスタ・コソネンモナが演じている。
 

ブレスレス
2020年12月11日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー
配給:ミッドシップ
公式サイト:https://breath-less.com
©Helsinki-filmi Oy 2019

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