2025年11月14日より劇場公開される、20世紀を代表するロック・アイコンの1人で、シンカーソングライターとしてトップを走り続けるブルース・スプリングスティーンの若き日の父との確執、苦悩と創造の情熱を描く映画「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」から、「Born in the U.S.A」に乗せて、主演のジェレミー・アレン・ホワイトが、ブルース・スプリングスティーン“伝説”を語る特別映像が公開された。
特別映像は、「ブルース・スプリングスティーンは伝説だ」と語るジェレミー・アレン・ホワイトのコメントで幕を開ける。劇中でスプリングスティーンがシャウトする本編シーンのバックには、「ネブラスカ」と同時期にレコーディングされていたスプリングスティーンの名曲「Born in the U.S.A.」が流れる。歌っているのはもちろんジェレミー・アレン・ホワイト。1982年、孤独な創作活動を続けていたスプリングスティーンは、実はこの時期に「Born in the U.S.A.」の原曲を作り、複数のバージョンを収録していたのだった。
ジェレミー・アレン・ホワイトは、1984年にリリースされ爆発的なヒットとなったアルバム「Born in the U.S.A.」で「世界の頂点に立つ、その前夜。物語は、まだ道を探していた一人の男から始まる」と語る。1982年、全世界で140公演に及んだ「The RIVER」ツアーを終えたブルース・スプリングスティーンは、故郷ニュージャージーに戻り、たった一人で孤独な創作活動を始めた。
映像には、「Born in the U.S.A.」のレコーディングを見守ったマネージャーのジョン・ランダウ(ジェレミー・ストロング)がサウンドディレクターと抱き合うシーン、ステージを終えて楽屋へと歩くボスの姿、夜の町で「愛してるよ!ブルース」とファンに声をかけられ、「ホットに行こうぜ」とランダウと言葉を交わす様子が映し出される。さらに、モノクロで焼き付いている幼少期の記憶、自宅の寝室でギターを弾く姿、手に入れたばかりの新車を走らせる若き日々がつづられていく。
「リアルなものを探すは大変だ」と、自分の中にある切実な思いを新たな曲に昇華させようと創作を続けるスプリングスティーンに、「だろうな」と応じたジョン・ランダウは、自宅の寝室で収録された曲にじっと耳を傾ける。そして、恋人フェイ(オデッサ・ヤング)とのメリーゴーランドでのひとときや、思索する姿が重ねられる。最後は、自宅で録音を終えたスプリングスティーンが、ミキサーを務めたマイク・バトラン(ポール・ウォルター・ハウザー)に「よかったろ」と問いかける場面で結ばれている。
「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」の舞台となるのは、最大のヒットアルバム「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」の前夜である、1980年代のニュージャージー。誰にも頼らず、わずか4トラックの録音機で、6枚目のアルバム「ネブラスカ」を吹き込んだスプリングスティーンに何があったのかが描かれる。
2023年に発表されたウォーレン・ゼインズの小説「Deliver Me From Nowhere」を基にし、「クレイジー・ハート」のスコット・クーパー監督が、原作者のゼインズと脚本を共同執筆して作り上げた。ブルース・スプリングスティーンを演じるのは、「一流シェフのファミリーレストラン」のジェレミー・アレン・ホワイト。マネージャーのジョン・ランダウ役を、「アプレンティス ドナルド・トランプの創り方」で悪辣な弁護士ロイ・コーンを演じてアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされたジェレミー・ストロングが務める。ほかに、ガールフレンドのフェイ・ロマーノをオデッサ・ヤング、父親役をスティーヴン・グレアム、サウンドエンジニアのマイク・バトランをポール・ウォルター・ハウザーが演じる。

【作品情報】
スプリングスティーン 孤独のハイウェイ
2025年11月14日(金)全国公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 20th Century Studios