ゲストハウスの住み込みバイトと、集う人々の交流と愛おしい日々を描く 「はじまりの日」予告

映画スクエア

 2024年11月8日より全国公開される、こささりょうま監督、山本奈衣瑠主演の映画「ココでのはなし」の、予告編が公開された。

 「ココでのはなし」は、2021年の東京オリンピック開催直後、都会の喧騒にたたずむゲストハウス“ココ”を舞台に、住み込みバイトの詩子と“ココ”に集う人々の交流と愛おしい日々を描いた作品。詩子は、元旅人でオーナーの博文、SNSでライフハック動画を配信する泉さんとともに、つつましくも満ち足りた生活を送っている。ココにやってくるのは、悩みを抱える若者たち。笑顔でお客さんを迎える詩子にも、わけあって田舎を飛び出してきた過去があった。

 主演は、「猫は逃げた」「走れない人の走り方」などの山本奈衣瑠。吉行和子、結城貴史、三河悠冴、生越千晴、モト冬樹らが脇を固める。監督は、現在31歳のこささりょうま。本作が長編デビュー作となる。

 予告編では、ゲストハウス“ココ”に住み込みで働く詩子が、博文や泉さんとともに、つつましくも満ち足りた生活を送っている様子が紹介される。そして、詩子の「これは”ココ”で出会った皆の話。日々に少しだけ疲れてしまった人の話だ」というモノローグとともに、バイト先がつぶれてしまい目標もなくくすぶっている青年・存(たもつ)、声優の夢を諦め就職しようとするも、両親から帰国を促されている中国人のシャオルーなど、ゲストハウスに訪れる人々の背景が映し出される。

 さらに詩子にも、父親のとの確執でわけあって田舎を飛び出してきた過去があることが描かれる。そんな悩みを抱える若者たちに泉さんが、「みんな、なんか焦ってない?若いのなんて人生のうちの一瞬よ」と語りかける姿が収められている。また、東京府中発のギターロックバンド「kobore」が本作のために書き下ろした主題歌「36.5」も聞くことができる。

ゲストハウスの住み込みバイトと、集う人々の交流と愛おしい日々を描く 「はじまりの日」予告

ゲストハウスの住み込みバイトと、集う人々の交流と愛おしい日々を描く 「はじまりの日」予告

【作品情報】
ココでのはなし
2024年11月8日(金)シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテほか全国順次公開
配給:イーチタイム
©︎2023 BPPS Inc.

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