パウラ・ベーア演じる悲しき宿命背負ったウンディーネ 「水を抱く女」場面写真 ベルリン映画祭で女優賞

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パウラ・ベーア演じる悲しき宿命背負ったウンディーネ 「水を抱く女」場面写真 ベルリン映画祭で女優賞

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 3月26日に公開される、水の精・ウンディーネの神話をモチーフにした映画「水を抱く女」の場面写真が公開となった。

 公開された場面写真は、本作でベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞したパウラ・ベーア演じる主人公ウンディーネの美しさ際立つカットや、数奇な運命に導かれるようにウンディーネと惹かれ合うフランツ・ロゴフスキ演じるクリストフとの甘い瞬間を切り取ったカットなど、本作の世界観を感じさせる写真となっている。

 ベーアとロゴフスキは、「未来を乗り換えた男」に続いてのクリスティアン・ペッツォルト監督の出演となった。2人についてペッツォルト監督は「彼らの相互作用には大きな信頼がある。これは今までに他の俳優コンビの間では感じたことはありません。彼らのあらゆる触れ合い、あらゆる視線、すべてが信頼と尊敬と信じられないほどの解放感に満ちています」と賛辞を贈っている。

 「水を抱く女」のモチーフとなっているウンディーネの神話は、アンデルセンの童話「人魚姫」、チャイコフスキーのオペラ、ドビュッシーの楽曲などにインスピレーションを与えてきた。また、ロマン派のフリードリヒ・フーケが発表した小説「ウンディーネ」は、ゲーテが「ドイツの真珠」と絶賛し、現代でも読み継がれている。

水を抱く女
2021年3月26日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
配給:彩プロ
© SCHRAMM FILM / LES FILMS DU LOSANGE / ZDF / ARTE / ARTE France Cinéma 2020 

  • 作品

水を抱く女

公開年 2020年
製作国 ドイツ、フランス
監督  クリスティアン・ペッツォルト
出演  パウラ・ベーア、フランツ・ロゴフスキ、マリアム・ザリー、ヤコブ・マッチェンツ
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