2023年4月7日より劇場公開される、第95回(2023年度)アカデミー賞国際長編映画賞部門のフィンランド代表に選ばれた映画「ガール・ピクチャー」から、本編映像の一部が公開された。
映像は、ロンコが抱える悩みを親友のミンミに吐露するシーン。「もう、諦めようなかな」「なんで失敗ばかりなの」「私は普通じゃないのよ」と、他者に対して性的欲求や恋愛感情を抱けない自分に悩み、さまざまなチャレンジをしてみるもなかなかうまくいかないロンコ。そんな彼女に対してミンミは「あんたは女神よ」と優しく語りかける。2人がバイトするスムージーショップでは、「『フレンズ』がいい?」「『ゴシップガール』でも」と、テレビドラマなどについてたわいない会話をしながらも、互いの気持ちに寄り添い、ともに悩む時間が描き出されている。
「ガール・ピクチャー」は、子どもと大人のはざまである17から18歳の3人の少女たちが、“たった3度の金曜日“で出会う、人生を揺るがすような“運命の恋”と“性の冒険”を描いた作品。ミンミとロンコは同じ学校に通う親友。恋愛やセックス、そして自分の将来についての不安や期待にまつわるおしゃべりを楽しんでいる。そんな中、「男の人と一緒にいても何も感じない」と悩み続けていたロンコは、理想の相手との出会いを求めてパーティーへと繰り出す。一方のミンミは、大事な試合を前に、プレッシャーに押しつぶされそうなフィギュアスケーターのエマと急接近する。
ミンミを演じるのは、12歳から俳優業をスタートし「エデン」で初主演を務めた、2000年生まれのアーム・ミロノフ。静かなたくましさを持つロンコ役を、俳優、ダンサー、シンガーで、舞台俳優として活躍するエレオノーラ・カウハネンが演じ、長編映画デビューを果たした。フィギュアスケートに青春を注いできたエマ役は、リンネア・レイノが演じている。監督は、自分の声を見いだしていく女性作家を描いた映画「Love and Fury」でデビューし、強い女性たちの主導するストーリーを生み出しているアッリ・ハーパサロ。
【作品情報】
ガール・ピクチャー
2023年4月7日(金)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー
配給:アンプラグド
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