イギリスの巨匠マイク・リー監督の最新作「ハード・トゥルース 母の日に願うこと」が、2025年10月24日より劇場公開されることが決まった。
「ハード・トゥルース 母の日に願うこと」は、現代のロンドンを舞台に、いつも怒りの感情をかかえた母親を主人公にしたヒューマンドラマ。パンジーは、配管工の夫カートリーや20代の無職の息子モーゼスと一緒に暮していた。いつも怒ってばかりの彼女は、朝から家族にも小言ばかり。そんな彼女には美容師の妹、シャンテルがいるが、彼女は姉とは対照的な陽気な性格だった。シングルマザーの彼女はふたりの娘と暮しているが、家庭内では笑いが絶えない。母の日がくると、シャンテルの提案で、パンジーは亡くなった母パールの墓参りにしぶしぶ出かける。
主人公の夫や息子、妹とのねじれた家族関係を見つめ、笑い、涙、怒りが交錯。やがて一筋の希望が浮かび上がる人生賛歌となっている。
監督はイギリスを代表するマイク・リー。カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した「秘密と嘘」に出演したマリアンヌ・ジャン=バプティストが、パンジーを演じる。家族の絆を通じて、社会の片隅で生きる庶民たちの真実を描き続けてきたマイク・リー。本作でも、これまで通りに撮影前は脚本を用意せず、俳優との即興的なリハーサルを重ねることで物語の骨組みを作り上げ、人間のリアルな感情に迫っている。
【作品情報】
ハード・トゥルース 母の日に願うこと
2025年10月24日(金)新宿シネマカリテほか全国公開!
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
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