2025年8月8日より劇場公開される、TWICEのダヒョンが映画初出演にして初主演を務める映画「あの夏、僕たちが好きだったソナへ」より、新たな場面写真が公開された。
場面写真では、それぞれの進路が決まり、クラスメイトたちと過ごす時間にタイムリミットが迫る中で迎えた高校生活最後の夏の様子が収められている。海ではしゃぐ仲間たちの姿や、教室の窓を並んで拭くジヌ(ジニョン)とソナ(ダヒョン)の何気ない一場面など、かけがえのない高校生活のワンシーン。さらには、制服姿で向き合うふたりのまなざしには、まだ恋と呼ぶには不器用な“あの頃”の揺れる気持ちが映し出されている。高校を卒業し、それぞれの道を歩み始めたジヌとソナの大学生活の姿も見られる。
「あの夏、僕たちが好きだったソナへ」は、将来の夢もなく男友達と遊んでばかりいるジヌ(ジニョン)と、クラスの模範性・ソナ(ダヒョン)のラブストーリー。恋愛とは程遠い高校生活を謳歌していたジヌだったが、とある出来事をきっかけに、美しさと品格を兼ね備えたソナへの想いに気づく。憧れの存在だったソナと少しずつ心を通わせ、青春の日々が色濃くなっていくジヌの毎日。やがて特別な絆を築き始めた2人だったが、それぞれの大学生活が始まり、少しずつすれ違いが生まれるようになる。ダヒョンがクラス中の憧れの存在・ソナ役、ジニョンがジヌ役を務める。
一足先に本作を鑑賞した、著名人によるコメントも公開された。コメントは以下の通り。
■中川駿(映画監督)
恋、友情、夢、挫折、そして成長。眩しすぎる青春時代のすべてが詰まった101分。まるであの頃に戻ったかのような感覚に包まれ、物語が終わってほしくない、このままこの時間の中にいたいとさえ思った。
本作が映画デビュー&初主演となるTWICEのダヒョン。彼女が演じるソナの圧倒的な透明感は筆舌に尽くし難い。必見です。
■ハリセンボン 近藤春菜(芸人)
まるで自分も仲良しグループの一員だったかのような、あぁ、もう、もどかしいなぁとあの頃を思い出すような体験をさせてもらいました。楽しいこともうまくいかないことも全部が大切で必要なこと。ニマニマしてしまう爽やかで素敵な映画でした。特にドンヒョンにシンパシーを感じたな。笑。劇場でぜひ。
■ISO(ライター)
胸を打つのは笑ってしまうほどの真っ直ぐさ。振り返れば赤面するほどの未熟さも、もうやり直しのきかない過ちも、まるっと愛おしいものとして刻印された「あの日々」を追いかける。若さ故に許された特権のような青さに今一度浸らせてくれる青春のポートレート。
■ゆいちむ(映画好きOL)
好きな子への想いを持て余し、漠然と広がる未来の影に怯えていたあの頃。
もう二度と戻らない季節の中を手探りで、だけど全力で駆け抜ける彼らの背中が眩しくて、気づけば泣いてた。
ただ日々を重ねるだけで、少しずつ心が鈍ってしまうこの時代に届けたい、ガチでエモい映画です。
■KEI(韓国系コラムニスト)
年齢を重ねると忘れてしまう あの頃の青春、覚えていますか…?
「素直になれなかった恋」や「戻れないあの夏」のキラキラした甘酸っぱい記憶。
優しくて、でも少し切ない。
まるでタイムスリップしたかのように、心に輝きを呼び起こす青春ムービー!
■ニューヨーク 嶋佐和也(芸人)
青春は一瞬の永遠。とても未熟で残酷だが、大人になればそれは軽やかな記憶になる。
僕も中学から高校までずっと好きだった人がいたのですが全くどうにもならかった事を久しぶりにちょっと思い出しました。
(追伸)ダヒョンちゃんの演技最高でした。ONCEより。
■岩井志麻子(作家)
青春が人生の終わりにあればいいのに。そういったのは誰だったか。この映画の中の人だったかもしれない。
■古家正亨(MC)
男子なら必ずと言っていいほど憧れる学生時代のクラスのマドンナ的存在。ダヒョンの生み出す空気感はまさにあの頃の、あの瞬間、そのもの。
101分、観客は一人一人の心に残る「ソナ」と再会する。
■児玉美月(映画文筆家)
『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』を見れば、なぜ「初恋の相手とは結婚できない」と言われるのかがよくわかる。「想像の自分を好きなだけなのではないか」と問いかけるソナはとても聡明で一方的に想いを寄せられるだけのたんなる「クラスのマドンナ」ではない現代的なヒロインだ。
■奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)
台湾で撮られたオリジナルに出合ってから十数年。自分自身の“あの頃”の感覚に触れるノスタルジアはそのまま、韓国社会を背景に少年少女たちの成長痛を描いたリメイクにもしっかりやられた。折り重なる切なさとユーモアのバランスが実に韓国らしい。私たちはこれからもこの物語と、愛すべき登場人物と一緒に年を重ねるのだ。
■韓国ドラマ好きのだらだら子
曖昧で忘れかけていた〝初恋という記憶の箱〟が無意識的に開いていく101分。夏の匂いがぎゅうぎゅうに詰まっていて、時間は巻き戻せないけれど、記憶は巻き戻すことができる。
■桑畑優香(ライター・翻訳家)
教室で、前の席に座る気になる子の背中をボールペンでつついて、ドキドキしたあの日。まっすぐ夢に向かっていた、あの頃。きっと誰の心の中にも、ソナがいるはず。忘れかけていたざわめく感情がよみがえり、懐かしい友だちに久しぶりに連絡してみたくなりました。
■SYO(物書き)
終わってしまった、或いは始まらなかった想いに懐古という踏ん切りをつけて人は大人になるもの。
叶わなかった過去を若さ故の夢とラベリングして。でも本作はそうじゃない。ずっとずっと青いまま。
だから永遠に色あせない。この恋情は変わらない。
■東紗友美(映画ソムリエ)
ソナのポニーテールが揺れるたび、青春が胸の奥で目を覚ます。
“好き”の先に進めない、不器用な想い。
“幼稚な恋”が、なぜこんなにも愛おしいのか。
それはこの映画が、記憶の中に眠る自分ともう一度出会わせてくれる、静かで優しい奇跡だから。近年の韓国青春映画で、間違いなく傑作です。
【作品情報】
あの夏、僕たちが好きだったソナへ
2025年8月8日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給:シンカ
© 2025 STUDIO TAKE CO., Ltd. & JAYURO PICTURES CO., Ltd.