「別れる決心」「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク監督最新作「NO OTHER CHOICE(英題)」が、2026年3月に劇場公開されることが決まった。イ・ビョンホン、ソン・イェジンが出演する。
「NO OTHER CHOICE」は、現代社会に生きる誰もが直面し得る“突然の解雇”という現実を、独自の視点で描き出した作品。製紙会社に勤めるごく普通のサラリーマンであるマンスは、「すべてが満ち足りている」と心から思い、妻と二人の子ども、二匹の犬と幸せな日々を送っていた。だが、25年も勤めた会社から突然解雇されてしまう。1年以上におよぶ就職活動は難航し、愛着のある自宅を失う状況に陥ったマンスは、成長著しい製紙会社に飛び込みで履歴書を差し出すが、むげに扱われてしまう。しかし、「自分こそが最もふさわしい人材」と確信するマンスは、「空きがないなら、自分で作るしかない」と考え、ある決断をくだす。
常にタブーを打ち破り、緻密さと完璧な美学で観客を魅了してきたパク・チャヌクが監督。本作では、矛盾や葛藤を抱えたキャラクターを描き、アイロニーとブラックユーモアに満ちた予測不能な展開へと観客を引き込む。「JSA」でタッグを組んだイ・ビョンホンを21年ぶりに主演に据え、「愛の不時着」のソン・イェジンらが出演する。現在開催中のヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され、来年の第98回アカデミー賞国際長編映画賞の韓国代表に選出されている。
【作品情報】
NO OTHER CHOICE(英題)
2026年3月全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
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