マリリン・モンロー トレードマークとなる息を漏らす話し方は演技コーチの賜物 ドキュメンタリー本編映像

映画スクエア

 2025年5月30日より劇場公開される、マリリン・モンローの人生を捉えたドキュメンタリー映画「マリリン・モンロー 私の愛しかた」から、マリリンの演技コーチを務めたナターシャ・ライテスが、初めて会ったマリリンの印象や演技指導の様子を語るシーンの、本編映像が公開された。

 本編映像では、ライテスが「まるで牡蠣(かき)のようにシャイだった。殻に閉じこもって全く話せず、口の開き方も知らず、すべてを恐れていた」「顔は驚くほど幼いのに、体つきや動きはとても女らしい。まるで別人よ」と、女優としてのキャリアをスタートさせたばかりのマリリンの印象を語っている。さらに、マリリンの品位のなさやセリフ覚えの悪さを指摘し、甲高い声を矯正してく過程で生まれたのがマリリンのトレードマークの一つとなる、息を漏らしながら話す方法だったことが明かされている。

 その後、大手芸能事務所の副社長だったジョニー・ハイドと出会ったことで数々の映画出演を果たしていくマリリンを、ライテスは的確な演技指導で支え続け、「イヴの総て」で演技ができない女優の卵役を演じたマリリンは、“素なのでは?”と俳優仲間から疑われるほどに、役者としての才能を開花させていく。本作では、不安に駆られて自殺未遂を図ったマリリンを支え、公私ともにパートナーとなっていくライテスとの関係にも迫っている。

 「マリリン・モンロー 私の愛しかた」は、親の愛に恵まれなかった幼少期や性的虐待の傷を乗り越え、モデルとしてキャリアをスタートさせたマリリン・モンローを追ったドキュメンタリー。女優を夢見る頃の初々しいマリリンの姿から、典型的なセクシーブロンドのイメージを払しょくできずにいる大スターの苦悩、スキャンダラスな私生活、そして謎多き死の真相にも新たな見解で迫る。

 若い頃に恋人関係だったトニー・カーティス、バックダンサーとして撮影現場に参加したジョージ・チャキリス、「紳士は金髪がお好き」で共演したジェーン・ラッセル、俳優でありコメディアンのジェリー・ルイスなどのスターたちが語るマリリンとの思い出、元恋人や幼い頃に預けられていた里親の娘など近親者への貴重なインタビュー、伝記作家や心理学の専門家による分析などを通じて、孤独な少女「ノーマ・ジーン」(本名)が大スター「マリリン・モンロー」になるまでの歩みを、約12年の歳月をかけた徹底したリサーチと取材を基にたどるドキュメンタリー映画となっている。

マリリン・モンロー トレードマークとなる息を漏らす話し方は演技コーチの賜物 ドキュメンタリー本編映像

【作品情報】
マリリン・モンロー 私の愛しかた
2025年5月30日(金)より ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国ロードショー
配給:彩プロ
©2023-FRENCH CONNECTION FILMS

作品一覧