登場人物・キャスト　西部戦線異状なし

ポールの母(ベリル・マーサー)

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ポールの母は、映画「西部戦線異状なし」の登場人物。病気で床に伏せていることが多い。ポールが休暇で故郷に戻ってきた時は、涙を流して再会を喜ぶ。ポールが休暇を切り上げて戦地に戻ることになると、悲しみながらも純毛の新しい下着を持たせてやり、前線から外してもらうように話す。

キャスト

ポールの母を演じているのは、イギリスの俳優であるベリル・マーサー。公開時54歳頃。同時期の出演作には、「七日間の休暇」(1930)などがある。当初はザス・ピッツが出演していたが、コメディアンとして知られるピッツが登場すると笑いが起こることが試写でわかり、マーサーによって撮影され直されたという。

「西部戦線異状なし」の関連項目

シーン 8 西部戦線異状なし

ポールを心配する母親

脇腹を負傷して入院したポール。回復したポールは休暇をもらって故郷へと帰る。父の友・・・人たちと話をしたポールは、現実を知らずに机上の空論で戦争を語る様子にうんざりする。さらに、かつて通っていた学校に行ったポールは、自分たちに戦場へ行くように扇動した教師が、今も子どもたちを扇動しているのを見る。スピーチを求められたポールは、苦・・・

人物 1 西部戦線異状なし

ポール・バウマー

俳優：リュー・エアーズポール・バウマーは、級友たちとドイツ軍に志願する、映画「西部戦線異状なし」の登場・・・人物。両親と姉がいる。学校では級長であり、志願を扇動する教師の話を聞いて、自ら進んで志願する。だが、砲弾の音が響く中を塹壕にこもる生活を続け、戦闘では命の危険にさらされ、級友たちが次々に死んでいく状況にさらされる。穴に隠れていたところを襲っ・・・

キーワード 1 西部戦線異状なし

評価、原作（エーリヒ・マリア・レマルク）

「西部戦線異状なし」は、自身の従軍経験を題材にしたエーリヒ・マリア・レマルクの小・・・説を原作とした作品である。小説は世界的に大ベストセラーとなった。アカデミー賞の「作品賞」「監督賞」「脚本賞」「撮影賞」にノミネートされ、「作品賞」「監督賞」を受賞する評価を受けた。1990年にはアメリカ国立フィルム登録簿に登録され、19・・・

キーワード 2 西部戦線異状なし

公開

ドイツでは、ドイツ人を軟弱に描いているとして上映中止運動が起こり、やがてナチスに・・・よって上映禁止となった。だが、スイスやフランスなどの近隣の国で上映を見るための列車やバスが運行したという。一方、ポーランドでは「親ドイツ的」という理由で上映が禁止された。日本では1930年に上映されたが、検閲によってズタズタの状態だったとい・・・

キーワード 3 西部戦線異状なし

トーキー

「西部戦線異状なし」が制作された時期は、サイレントからトーキーへの移行期だった。・・・劇場のトーキー設備が完全に整っていない状態だったため、サイレントのバージョンも作られたという。トーキーのバージョンは、砲撃や機関銃などの戦場の音をリアルに感じさせた。また、登場人物は実際にはドイツ人だが、全員が英語を話している。・・・