登場人物・キャスト　アメリカン・スナイパー

クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)

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American Sniper Movie CLIP - You Saved My Life (2015) - Bradley Cooper Movie HD

クリス・カイルは、イラク戦争でスナイパーとして活躍したアメリカの軍人である、映画「アメリカン・スナイパー」の登場人物。実在の人物。ネイビー・シールズ（海軍特殊部隊）に所属し、イラク戦争では公式記録で160人もの敵を殺害。敵側からは「ラマーディーの悪魔」、味方からは「伝説の狙撃手」と言われた。除隊後には、映画の原作となる書籍を出版。映画の企画進行中に、支援しようとしていた元海兵隊員によって殺害された。映画では以下のように描かれている。

小さい頃から父に狙撃について教わっていた。また父からは、世の中には「羊、オオカミ、羊を守る番犬」の3種類がおり、番犬となるように教えられる。弟でいじめられっ子のジェフを守るなど、父の教えを守る。成人後はジェフとともにロデオの賞金稼ぎで生活するものの、物足りなさを感じる。アフリカのアメリカ大使館爆破事件を見て、ネイビー・シールズへの入隊試験を受けることを決意する。

30歳と他の志願者と比べて高齢だが、厳しい訓練に耐えてネイビー・シールズの隊員となる。一方で、バーで知り合ったタヤという女性と結婚するものの、結婚後すぐにイラクに派兵される（1回目）。イラクでは狙撃手としての腕前を発揮し、ザルカウィを捜索する海兵隊の任務を狙撃で助ける。武器でアメリカ軍を攻撃しようとした女性や子どもも殺害する。その後、訓練不足の海兵隊員の任務遂行の様子にいら立ち、独断で捜索に参加。敵の狙撃手ムスタファの襲撃を受ける。

帰国して、タヤや生まれたばかりの息子と暮らし始めるものの、血圧が高いなどの症状が現れる。再びイラクに派兵される（2回目）。イラクでは、ザルカウィの右腕でブッチャー（屠殺者）と呼ばれる男を殺害する任務を果たす。帰国して娘が生まれるものの精神が安定せず、タヤとの間に溝がうまれるなか、3回目のイラクの派兵では、ムスタファによってネイビー・シールズの仲間であるマークを殺され、ビグルスも頭を撃たれて全盲となる。

いったん帰国するものの、仲間への復讐のために再びイラクに向かう（4回目）。ムスタファの殺害に成功し、帰国する。帰国後は、戦争での体験と仲間を助けられなかった後悔などから、PTSD（心的外傷後ストレス障害）の症状が現れる。だが、医者のアドバイスで傷痍軍人のサポートの仕事を始めて本来の自分を取り戻し、タヤや2人の子どもたちとも良好な関係を築き始める。そんな中、2013年2月2日に、サポートを頼まれた元海兵隊員と出かけた際に殺害されてしまう。

・鼻でにおいを嗅ぐようなしぐさがクセ。十字軍の十字架のイレズミをしており、敵に18万ドルの懸賞金をかけられた時には、ビラに十字架が描かれる。また、自分のチームのアイコンにドクロを使い、車両や装備にドクロを描いている。

・多くの敵を殺害したことは、「味方を守るために必要だったとして後悔していない」と語る。

・狙撃の腕前は非常に高く、訓練では教官にも見えないヘビを狙撃してみせる。また、1,920メートル先にいるムスタファの狙撃に成功する。

・実際のクリス・カイルとは異なる点がある。ネイビー・シールズの試験を受けた時に30歳だったという設定だが、実際のクリスがネイビー・シールズに配属されたのは20代の中頃である。また、実在の狙撃手であるムスタファと交戦したことはなかったという。

キャスト

クリス・カイルを演じているのは、アメリカの俳優であるブラッドリー・クーパー。公開時39歳頃。アカデミー主演男優賞にノミネートされた「世界にひとつのプレイブック」(2012)などでも知られる。同時期の出演作には、アカデミー助演男優賞にノミネートされた「アメリカン・ハッスル」(2013)のほか、「ハングオーバー!!! 最後の反省会」(2013)、「セリーナ炎の女」(2014)などがある。

「アメリカン・スナイパー」の関連項目

シーン 1 アメリカン・スナイパー

クリスに命を助けられた男

イラク戦争に従軍したカイルは、狙撃の腕を生かし、多くの敵を倒して味方を助けた。殺・・・した数は公式記録で160人にものぼり、敵側からは「ラマーディーの悪魔」、味方からは「伝説の狙撃手」と言われた。だが、クリスは戦場の経験からPTSD（心的外傷後ストレス障害）になっていた。 2回目の従軍を終えてアメリカに帰国したクリスは、息・・・

シーン 2 アメリカン・スナイパー

イラクに行かないで欲しいと懇願するタヤ

3回に渡ってイラクに従軍したクリス。クリスの妻のタヤは、クリスが以前とは変わって・・・しまったと感じていた。3回目の従軍で、ネイビー・シールズの仲間であるマークが殺され、ビグルスが顔面を撃たれて全盲となってしまう。マークの葬儀に出席し、ビグルスを見舞ったクリスは、復讐のために再びイラクに向かおうとする。再びイラクに向かう・・・

シーン 3 アメリカン・スナイパー

時間が必要なクリス

イラクの戦場での体験によって、夫のクリスが以前とは違う存在になってしまったと感じ・・・ていたタヤ。そのタヤの願いを聞き入れず、クリスは4度目となるイラクに向かっていた。狙撃手のムスタファを殺して仲間のマークやビグルスの復讐を果たしたクリスは、その場でタヤに電話をして「家に帰る」と告げる。アメリカに戻ってきたクリスだったが・・・

シーン 4 アメリカン・スナイパー

軍医との面談

4度のイラクでの従軍を経験したクリスは、狙撃手のムスタファを殺して仲間のマークや・・・ビグルスの復讐を果たす。そして、軍をやめて家に戻ったクリスだったが、戦場の音が頭に響いたり、バーベキューでどもにじゃれる犬を殴って止めようとしたりといった姿を見せる。クリスは軍医の面談を受ける。敵を殺したことは後悔していないが、仲間を守・・・

セリフ・名言 4 アメリカン・スナイパー

クリス「俺はレッドネックじゃない。テキサス人だ」

0:14:50頃ネイビー・シールズ（海軍特殊部隊）に入隊するために、厳しい訓練・・・を続けるクリス。ある日、仲間と訪れたバーで、タヤという女性と知り合う。その時の2人の会話。「レッドネック」とはアメリカ南部に住む保守的な貧困白人層を指す言葉。・・・

セリフ・名言 5 アメリカン・スナイパー

クリス「いいや、バーを女の子から助け出したんだ」

0:19:40頃ネイビー・シールズ（海軍特殊部隊）に入隊するために厳しい訓練を・・・続けるクリスは、タヤという女性とバーで知り合いになる。親しくなった2人は、デートを重ねるようになる。バーでは、飲みすぎたタヤがバーの外で嘔吐したこともあった。・・・

セリフ・名言 7 アメリカン・スナイパー

クリス「神、国家、家族、だろ？」

1:00:15頃 2回目のイラク派兵の時に、「聖書を開いたところを見たことがない・・・」と指摘されたクリスの言葉。聖書の教えは、クリスの頭の中に入っていた。そして、この3つは何よりもクリスが大切にしようとしているものである。・・・

セリフ・名言 13 アメリカン・スナイパー

クリス「帰るよ。家に帰る。家に帰るんだよ！」

1:47:55頃戦友の復讐のためにイラクへと戻ってきたクリスは、ついにムスタフ・・・ァを射殺する。クリスはその場でアメリカにいる妻のタヤに電話をする。こうしてクリスは、4回に渡ったイラクでの従軍を終えることになる。だが、アメリカに戻ったクリスは、すぐには元のクリスには戻れない。・・・

セリフ・名言 14 アメリカン・スナイパー

クリス「少し時間が必要で」

1:52:50頃 4回に渡ってイラクで従軍したクリスは、仲間を殺した敵側の狙撃手・・・であるムスタファを殺して復讐を果たし、アメリカに帰る決意をする。アメリカに戻ってきたクリスだったが、まっすぐ自宅に帰ることができず、バーで時間を過ごす。そこにタヤからの電話がかかってくる。2人の電話での会話。・・・