登場人物・キャスト　平成狸合戦ぽんぽこ

正吉(野々村真)

重要な部分に触れている場合があります。

正吉は、多摩に住むタヌキである、映画「平成狸合戦ぽんぽこ」の登場キャラクター。父の影響もあり、子どもの頃から人間に興味を持っていた。そのおかげで人間をよく知っており、化けるのが得意。また、おキヨとは相思相愛の仲で、4匹の子どもをもうける。ぽん吉と仲がいい。

多摩の開発が進む状況でも冷静に状況を分析し、タヌキの行く末を思い悩んでいる。当初は権太の主張する実力行使に協力する。その後、おキヨと「双子の星」作戦を実行するなど、人間を脅かす作戦を実行するが、開発は止まらない。エサが足りなくなり、人家にエサを探しに出たタヌキが交通事故で死んだり、人間のワナにかかったりした時には、配給制度や交通安全指導などを冷静に提案し、人間との対決を訴える権太からは「人間みたいなことを言う」と批判される。

起死回生の妖怪大作戦が失敗に終わり、タヌキたちがバラバラになってしまったあとに、残ったタヌキたちとともに、最後の力を振りしぼって多摩のかつて風景を再現することを提案する。その後、人間の姿となってサラリーマンとして生活し、おキヨと暮らすようになる。映画の最後には、タヌキとして暮らすぽん吉たちの宴を見つけ、ぽん吉との再会を喜ぶ姿を見せる。

キャスト

正吉の声を担当しているのは、野々村真。公開時30歳頃。

正吉「それから木を植えようよ。僕たちの大好きな柿の木なんかをいっぱい」

0:24:05頃人間による多摩の森の開発を止めようと、化学（ばけがく）を習った・・・タヌキたちは実力行使に出る。工事現場にやってくるトラックを谷から突き落とすなどして、実力行使は成功する。タヌキたちは作戦の成功を喜び、未来への希望を語る。・・・

セリフ・名言 6 平成狸合戦ぽんぽこ

正吉「このままでいいのか、いけないのか。それが問題だ」

0:34:55頃多摩の開発をストップさせようと、タヌキたちは化学（ばけがく）を・・・使って人間を脅かす作戦を立てる。のっぺらぼうになって警官を脅かしたりするタヌキたちだったが、権太は実力行使を主張する。正吉も今の方法を実行するだけで開発が止まるのか疑問を抱いていた。・・・

セリフ・名言 12 平成狸合戦ぽんぽこ

正吉「あの社長みたいなのを、なぜかタヌキおやじと呼ぶんですよね、人間は。変ですねえ・・・」

1:27:45頃タヌキたちが総力をあげ、起死回生の一手として実行した妖怪大作戦・・・。だが、ニュータウンの近くに建設中のレジャーランドの社長が、「宣伝のため」とウソの記者会見を開き、妖怪大作戦は失敗に終わる。その社長についての正吉の言葉。・・・

セリフ・名言 23 平成狸合戦ぽんぽこ

正吉「あの・・・テレビや何かで言うでしょう、“開発が進んでキツネやタヌキが姿を消した”って。あれやめてもらえません？」

1:55:20頃人間に同化し、サラリーマンとして生きるようになった正吉。ある夜・・・、昔なじみのぽん吉をはじめとするタヌキたちが宴を開いているのを見つける。宴に参加しようとする正吉が、映画を見ている観客に送るメッセージ。・・・

キーワード 2 平成狸合戦ぽんぽこ

タヌキ

「平成狸合戦ぽんぽこ」はタヌキたちの物語である。「平成狸合戦ぽんぽこ」の世界では・・・、タヌキは人目のないところでは姿を変えて二足歩行となり、言葉も話す。基本的にはなまけものの性格で、のんびりとしている。陽気で人がよく、すぐに歌を歌ったり宴を開いたりする。人や物に化ける（化学）ことができるが、若いタヌキは化ける方法を知らない・・・